トップページ >> 自律神経失調症の治療方法『食生活編』

自律神経失調症の治療方法

まず、自律神経失調症の原因について知っておきましょう。

1.不規則な生活
夜更かしや交代勤務などの生活リズムの乱れが、自律神経のバランスを乱し、自律神経失調症を発症することになります。
2.ストレス
人間関係や環境の変化などでストレスが溜まってくると、眠っても疲れがとれない…精神的疲労状態になり、自律神経のバランスが崩れ、自律神経失調症を発症することになります。
3.妊娠、出産
妊娠や出産などにより女性ホルモンの変化が起こると、それに連動して、自律神経のバランスが変化します。
自律神経のバランスが変化したことで、体調不良が発生することになります。

まとめると、何らかの理由で交感神経と副交感神経のバランスが乱れた結果が自律神経失調症です。
この両者のバランスを乱す要因はさまざまな理由がありますが、主なものを挙げると…
その人のもともとの体質、性格、ライフスタイル、そしてストレスです。
つまり、この4つが自律神経失調症の主な原因なのです。

様々なライフスタイル
自律神経失調症は、その人のもともとの体質、性格、ライフスタイル、そしてストレスが原因で発症します。

これから、自宅で自律神経失調症を治す方法を具体的に紹介していきます。

食生活で改善していきましょう

1.ビタミン摂取で乱れた自律神経のバランスを整える

豚肉や大豆などに多く含まれるビタミンB。
積極的に摂取することで、自律神経のバランスが整えられます。

ビタミンBとは…

ビタミンBは、ビタミンB群と沢山の種類があります。 ビタミンB群とは、水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称で、ビタミンB複合体とも呼ばれます。
ビタミンB群に含まれている8種の物質は、いずれも生体内において、補酵素として機能することが知られています。

脳や神経の働きを正常に保つ ビタミンB1
多く含む食品…豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類
※ビタミンB1を効率的に摂取するには煮たり蒸したりする調理法が損失率が少なくすみます。
糖質、脂質の代謝を促進し、成長を助けるビタミンB2
多く含む食品…豚レバー、鶏レバー、牛レバー、うなぎ、牛乳
タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB6
多く含む食品…かつお、まぐろ、牛レバー、さんま、バナナ
赤血球の生成を助け、悪性貧血を予防するビタミンB12
多く含む食品…牛レバー、鶏レバー、カキ、さんま、あさり、にしん
造血に働き、細胞の新生に欠かせない葉酸
多く含む食品…菜の花、枝豆、ほうれん草、からし菜、レバー類
糖質、脂質、タンパク質などの代謝に必要なナイアシン
多く含む食品…たらこ、かつお、レバー類、びんながまぐろ、落花生
免疫力を強化し、抵抗力をつけるパントテン酸
多く含む食品…レバー類、鶏もも肉、にじます、子持ちがれい、納豆
皮膚炎の予防や髪の毛を健康にするビオチン
多く含む食品…レバー類、いわし、落花生、卵、にしん

2.カルシウム摂取でいらいらや不眠を改善

チーズや小魚などに多く含まれるカルシウム。
積極的に摂取することで、イライラや不眠といった自律神経失調症の症状が和らぎます。

カルシウムを多く含む食品
桜えび 690mg
プロセスチーズ 630mg
しらす干し(半乾燥) 520mg
いかなご 500mg
あゆ(天然焼) 480mg
カマンベールチーズ 460mg
わかさぎ 450mg
いわしの丸干 440mg
いわしの油漬 350mg
ししゃも 350mg
油揚げ 300mg
パセリ 290mg
かぶの葉のぬか漬 280mg
がんもどき 270mg
モロヘイヤ 260mg
さばの水煮缶 260mg
厚揚げ 240mg
バジル 240mg
しそ 230mg
大根の葉 220mg
ケール 220mg
つまみ菜 210mg
きょうな(生) 210mg
しらす干し 210mg
きょうなの塩漬 200mg
かぶの葉 190mg
このしろ(生) 190mg
めざし 180mg
ほっけ(開き) 160mg
からし菜漬 150mg
みそ(豆みそ) 150mg
小松菜 150mg

沢山の食品がありますが、バランスよく摂取することが大切です。

にぼし
カルシウムを多く含む食品は自律神経失調症に効果的です

3.ビタミンCでストレスに強い体を作り、自律神経失調症を予防

ほうれん草やブロッコリー、オレンジやグレープフルーツなどに多く含まれるビタミンC。
ビタミンCには、ストレスを解消する効果があり、積極的に摂取することは、自律神経失調症の予防になります。

ビタミンCとストレスの関係

ビタミンCは抗ストレスホルモンの合成に必要なビタミンです。
ビタミンCはストレスから体を守るホルモンを合成するのに使われているのです。
このホルモンを分泌しているのは、腎臓の上にある小さな臓器「副腎」です。副腎は皮質と髄質に分かれ、それぞれ異なるホルモンを分泌していますが、いずれも体にストレスが加わると速やかにホルモン分泌量を増します。これによって一時的に心拍数を増やしたり、血糖値を高めたり、組織から脂肪を動員してエネルギーを増大させたりし、ストレスに対する抵抗力を高めるわけです。

ここでいうストレスとは、精神的なものに限りません。元来ストレスとは病気や怪我、暑さ、寒さなど、生体にとって不利な刺激を指します。副腎からのホルモン分泌は、そうしたストレス全般に対して増加します。
普段、副腎には、高濃度のビタミンCが含まれています。しかしストレスが加わると、ビタミンCの濃度には急激に低下することがわかっています。

ビタミンCが不足するとどうなるのか…
  • 副腎には、ふだん大量のビタミンCが蓄えられていますが、ストレスが加わると、急激にその量が減ります。抗ストレスホルモンを作るのにビタミンCが使われるためです。
  • ビタミンCが不足すると、抗ストレスホルモンが十分に作られず、ストレスに抵抗する抵抗力が弱まります。ビタミンCは、一度に沢山摂ってもストックできず、体外に排出されてしまいます。
  • ストレスに負けない体を作るには、毎日十分なビタミンCを摂ることが、とても大切です。
ほうれん草やブロッコリー、オレンジやグレープフルーツ
ビタミンCには、ストレスを解消する効果があり、積極的に摂取することは、自律神経失調症の予防になります

自律神経失調症の治療方法『リラックス編』へ続く

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