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コミュニケーション障害 - 吃音・ダウン症・統合失調症・何科? -

どもり

吃音はコミュニケーション障害の直接的原因には成りません。
吃音は別の問題です。

しかし吃音の人は自分自身の言葉の発声に他人との違いを自覚しており、人によっては過去(幼少期での辛い体験)にトラウマを持っている場合も想定されます。
例え深刻なトラウマが無くとも相手に解り難い発音で話す事自体に精神的ストレスやダメージが大きく積極的な会話を控える人も少なくないと言われます。
特に多感な若者は異性との対話に自己規制を強たり心理的恐怖に支配され少なからず抵抗や負目を感じています。
深刻な状態ではなくとも自然と人との距離や会話機会の喪失が出来てしまいます。

この様な状態を社交不安障害と呼ばれ、統計上では吃音の人の場合はそうではない人の4倍近く患っています。

現実的に一般社会では吃音である事に自体を大きく問題視する事は無く、法的にも制度的にも干渉は受けず差別や偏見に対象にはありません。
寧ろ他人の身体的ハンディーを指摘する事自体が逆に社会的制裁に直結します。
従ってこのタイプの不安障害は本人自身の内面的不安が原因である場合が多いと言えます。

無理に吃音を直す必要性

不安心理は不安自体が増長を促す底なし沼の様な状態で消極姿勢や不安回避は根本的な症状改善には繋がりません。
吃音を必要以上に気にすると返って体に無駄に力が入り吃音が一層酷く成る事も指摘されています。
無理に直そうと自らにプレッシャーをかけるより、相手に話す内容を理解される事が会話の大前提である事を意識した方が症状改善に有効で、成功体現を重ねる事で自信に変わり、不安障害からも開放される可能性が大きいといわれます。

ダウン症

ダウン症の原因は主に21番目の染色体の数が通常より1本多い場合に発症する事から(21トリソミ)とも呼ばれています。
乳幼児における免疫面での問題に加えて、ダウン症の幼児の場合何らかの合併症を抱えている場合が多く、流行病の他に配慮が必要に成ります。

幼児期に入ると知能面で新たに問題が生じます。

一般症例から乳幼児期での知能面では健常者と比較して数カ月程度遅延の誤差が生じます。
成長に従って7~8歳位の知能で停滞すると言われます。
執着心や忍耐面には能力が発揮され長期記憶面には特に隔たる問題が無い反面短期記憶や臨機応変な対応が不得手であるのが特徴です。

小学高学年、中学、高校へ進学する過程で健常な子供に追付かず特別支援学校への編入が高い割合を占めます。
ダウン症に限らず出生直後には特に障害が見られなくとも成長段階で唐突に発症する障害の事を[二次障害]と呼ぶ事があります。

ダウン症にの発症パターンにも個人差があり発症遅延では思春期(青年期)に発症するケースもあります。

主だった特徴はうつ病、不安障害、不登校・引きこもり・アルコール依存症など挙げられます。
この内[社交]不安障害がコミュニケーション障害に影響する事は上記の通りです。

統合失調症

統合失調症発症へのプロセスでは人間関係への無関心が典型です。

また、行動面では自ら人を避ける様に成ります。
コミュニケーション能力低下も顕著に現れます。
つまり統合失調症の陰性症状の核に成り得ます。
環境面では仕事面でもプライベートにおいても生活レベルは劣化が生じます。
経済面などで条件が揃えば引きこもり生活を望む様に成ります。

何科

明らかに脳障害や循環器系の症状が無くまたは因果関係が薄い場合は一般的に精神科の対象に成るケースだと云われます。
うつ症状、統合失調症、または類似症状に応じた心理テストを受ける事に成ります。
原則的に専門家が判断を下す事柄である為ネットなどの情報だけの自己診断は結果的に回り道に成ると云われます。
適宜病院で診断と必要な治療が求められます。

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