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群発頭痛の考えられる原因【血管・カフェイン・気圧・喫煙・禁煙】

群発頭痛の原因は血管に炎症が起きているから?

群発頭痛の原因の可能性のひとつとして、頭部(目の奥)の血管の拡張が関係しているのではないかと考えられています。

目の奥を通っている血管が拡張することにより炎症を起こし、目の奥の激痛の原因となると考えられています。
この血管の拡張により、血管の周囲にある、涙腺の働きや瞳孔の大きさをコントロールしている神経が刺激されます。
その結果、群発頭痛には、涙が出たり瞳孔が小さくなるといった症状を伴うと言われています。

また、血管の拡張が原因の頭痛は、他にも偏頭痛があげられますが、拡張する場所が違うようです。

涙

カフェインは頭痛を緩和する効果あり?それとも引き起こすのか?

コーヒーなどに含まれるカフェインは、頭痛の種類によっては症状を軽減させたり、逆に悪化させることもあります。

では、群発頭痛の場合はどうなのでしょうか?

カフェインには、血管を収縮させる働きがあります。
そのため、血管の拡張が原因で痛みの起こる群発頭痛に関しては、カフェインの摂取により拡張が抑えられるため、症状の緩和に役立ちます。

実際、群発頭痛に悩まされる患者さんが群発期にコーヒーを飲むことで、痛みが軽減されているようです。
ただ、カフェインの摂り過ぎで眠れなくなって、生活リズムを崩し体内時計が乱れてしまっては元も子もないので、適量を摂取しましょう。

余談ですが、偏頭痛も血管の拡張が原因の頭痛ですので、カフェインの適量摂取で痛みを軽減することがあります。
逆に緊張型頭痛は血管の収縮が原因ですので、カフェインは逆効果となりますのでご注意下さい。

コーヒータイム

気圧の関係で群発頭痛が起こる

急激な気圧の変化も、群発頭痛の誘因となります。
これは、気圧の変化が人間の脳の血管に影響を与えていて、それによって群発頭痛が引き起こされると考えられます。

気圧とは、簡単に言えば、私たちを取り巻く空気の圧力の大きさです。
空気が私たちの体を押す力、という感じでしょうか。
天気の良い「高気圧」の日は高い気圧で体を押されているのですが、これが天気が崩れて「低気圧」になった場合、私たちの体を押す力が弱くなります。
つまり体は膨張気味になり、体内の血管なども膨張=拡張します。

登山のときにポテトチップスなどの袋菓子を持って行ったとしましょう。
山の麓では普通の状態だった袋が、気圧の低い山頂ではパンパンに張っています。
ポテトチップスの袋に起こっていることが、私たちの体、血管に起こっているということです。

このようにして、天気の変化により頭痛などの不調が引き起こされます。

なので、群発期の天候の悪化には、事前の予防・緩和策が必要です。
また、群発期の飛行機での移動なども気圧の変化が伴いますので、注意しましょう。

飛行機

群発頭痛患者には喫煙者がたくさんいる

タバコには4000種類もの化学物質が含まれ、そのうちの60種類が発がん性物質だと言われています。

タバコの有毒物質の中でもよく知られているのがニコチンです。
ニコチンは血管収縮作用があります。
そしていったん収縮した後、急激に拡張します。
そのため群発頭痛の痛みが悪化してしまいます。

喫煙は、群発頭痛に対してはもちろん悪影響ですが、偏頭痛、緊張型頭痛に対しても、そして人間の健康そのものに悪い影響を及ぼすものです。

禁煙

禁煙中に群発頭痛が!?

禁煙中に、ガンガンと耐えられないような激しい頭痛がすることがあります。

あまりの痛みに、思わず群発頭痛を疑うこともあるかもしれません。
しかしこれは群発頭痛ではなく、禁煙することが大きなストレスとなり、それによって筋肉が緊張して起こる緊張型頭痛である可能性が高いです。

この場合、喫煙することで頭痛が治まるようなのですが、根本的な問題解決にはなりません。

禁煙へのストレス

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