• トップページ
  • 緊張型頭痛の症状 - どんな痛み?・しこり・光・動けなくなる・吐き気や嘔吐 -

緊張型頭痛の症状 - どんな痛み?・しこり・光・動けなくなる・吐き気や嘔吐 -

「緊張型頭痛」はどんな痛み?

一般的に「緊張型頭痛」は、後頭部を中心に頭全体がぎゅーっと締め付けられるような痛みを生じることが特徴的です。

偏頭痛のように、ズキズキ・ドクドクと脈打つ激しい痛みではなく、厚いヘルメットを被ったような重苦しく鈍い痛みです。
また、両方のこめかみがぎゅーっと締め付けられるように痛むケースもあるようです。(偏頭痛の場合は片側であることが多い)

後頭部にしこりが…

頭痛でしこり?なぜなのでしょうか。
「緊張型頭痛」の場合、筋肉の緊張によって後頭部の首の境目あたりにしこりが現れるケースがあります。
繰り返しになりますが、「緊張型頭痛」の発生機序のひとつとして、無理な姿勢を続けるなどの身体的ストレスで首や肩の筋肉が緊張→血管が収縮→血流が悪くなり、滞ることで疲労物質が溜まり頭痛の発生、ということがあります。
この筋肉の緊張が強いと、後頭部にしこりとして現れてしまうことがあるそうです。

頭痛のとき、光に敏感になる?

頭痛のひどい時に明るい陽の光や照明を見ると、いつもより眩しく感じて頭痛がもっとひどくなるような経験はありませんか?つらくて目も開けていられません。
光だけではなく、音にも敏感になることもあります。
一般的に、頭痛の時に光や音に対して敏感になるのは偏頭痛だと言われ、光が眩しくて仕方ないとか、周りの声や音がガンガンと頭に響いてきます。
「緊張型頭痛」の場合は、光・音への過敏が見られたとしてもどちらか一方のみのが見られます。

動けなくなるほどの痛みは「緊張型頭痛」にもある?

痛みの感じ方は人それぞれ、また体調などによっても変わりますので、一般的な基準としてご参照ください。

日本頭痛学会の診断基準を見ると、「緊張型頭痛」の痛みの強さは「軽度~中等度」と示されています。
動けないほどではないようです。

それに比べ、偏頭痛の痛みは「中等度から重度」で、日常的な動作により痛みが増すので動けなくなることも多いようです。

また、偏頭痛よりも激しい痛みだと言われているのが「群発頭痛」です。
群発頭痛とは、片側の目の奥や周囲・前頭部・側頭部にかけて、えぐるような激しい頭痛が現れるのが特徴的で、痛みの強さは「重度~きわめて重度」とされています。
主にアルコールが発作を誘発させる頭痛で、アルコール以外にも喫煙や気圧の急激な変化なども誘因になると言われています。
その名のとおり、数週間から数ヶ月の群発的な期間の、夜間や睡眠時など毎日決まった時間に起こる頭痛です。
20~40代の男性に発症することが多く男性の有病率は女性の3~7倍と言われていますが、最近では女性の患者さんも珍しくはないようです。
あまりの激しい痛みに、どこか蹴飛ばしたり、動き回らずにはいられないほどだと言います。
ただ、動けなくなるほどの頭痛は、他の大きな疾患が原因である場合もありますので、早急に医師の診断を受けましょう。

「緊張型頭痛」で吐き気や嘔吐を伴うこともあるの?

頭が痛すぎて吐き気や嘔吐を経験した方もいらっしゃると思います。

「緊張型頭痛」の場合は、食欲不振はあるものの強い吐き気や嘔吐は現れず、「気持ち悪さ」を伴うことがあると言われています。
「緊張型頭痛」の原因のひとつでもある、ストレスによる自律神経の乱れにより、このような症状が出て来てしまうことが考えられます。
また、偏頭痛に関しては吐き気・嘔吐のどちらか、または両方を催すようです。

人気の記事

サイトリンク

免責事項