統合失調症で頭痛が発生する事もあります

統合失調症で頭痛が発生する事もあります。

そのメカニズムは解明されています。

頭痛が酷く、統合失調症の疑いもあるという人は是非とも参考にしてみてください。

統合失調症の頭痛

統合失調症の頭痛には、二つのパターンがあります。

ストレスか体感幻覚かです。

頭痛というのは、ストレスが原因で起こる事もあります。
統合失調症はその性質上、ストレスを溜め込みやすい病気であるといわれており、そのストレスから頭痛がしてしまうという事もあるのです。
ストレスを抱えている時、頭痛に悩まされたなどの経験がある人も多いかと思います。
頭痛持ちなどという言葉があるように、頭痛を溜め込みやすい体質の人もいます。
統合失調症にはそうした人が多いと想定する事ができます。

体感幻覚というものは、そのままの意味ですね。
体感する感覚が幻覚によって起こるものです。
例えばこれは私の知り合いの統合失調症患者の人なのですが、「常に頭の中が砂に変わっていくような頭痛」というのに悩まされてきました。
どんな不安を和らげる薬を出してもらっても治らなく、かなり治療に苦労したようです。
幻覚なので、ただの頭痛ではなく、このように独特の頭痛である事が多いです。

この二つのパターンの頭痛が考えられるのです。

頭痛を緩和させるには

まず頭痛薬は気休め程度にしか効きません。

統合失調症による頭痛というのは、根が重いです。

そのため、市販の頭痛薬を飲んで、直ぐに解決という事にはならない事が多いのです。

ストレスを断つか、精神薬でコントロールする必要があります。

ストレスを断つ方法は、人それぞれです。
スポーツをして発散したり、読書をしたり、買い物をしたり、ゲームをしたり、お酒を飲んだり、人と話をしたり、趣味に没頭したり。
そうした様々な事でストレスを発散すれば、それだけ頭痛も収まってきます。

次に精神薬でコントロールする場合です。

これは、まず自分の頭痛の根源が何かという事をはっきりさせなければいけません。
ストレスが原因だとすると、興奮を抑えたり、イライラを抑えたりする薬を使います。
体感幻覚 である場合は、不安を抑えたり、幻覚そのものを抑えたりする薬を使う事になります。

何にしても精神科のお医者さんにしっかりとした相談をする事が必要です。
その結果、適切な薬を出してもらえるようになります。

思春期に多い

中学生の頃、クラスに一人や二人は、 「頭が痛い」 と常に頭痛を訴えているような生徒がいたはずです。

なんで急にそんな頭痛がするようになったのか不思議に思っていた人もいるはずです。
思春期はストレスを抱え込みやすい時期であるのと同時に、頭痛が発生しやすい時期でもあります。
統合失調症による頭痛も、この時期に発生しやすいのです。

そもそも思春期というのは、統合失調症が発病しやすい時期であり、この時期による頭痛をただのストレスによる頭痛だと勘違いしてしまうと後々非常に厄介な事になります。

そのため、頭痛が発生した場合は、とにかくその原因を調べる事が重要になります。
早期に発見できれば、早期に症状を抑え込めるかもしれません。

最後に

統合失調症と頭痛は非常に密接な関係にあります。
統合失調症で頭痛の症状が出ている時は、まず先生に相談をしてみてください。
そして、これからの方向性を決めてください。

決して自分だけの力で治そうとしない事が大切です。
ただの頭痛だと放置すると、後々とんでもなく苦しむ事にもなり兼ねません。

統合失調症による頭痛は、なかなか治療が上手く進まない事もあります。
ただ、根気よく治療をすれば症状を抑え込めるものであるので、精神科の先生の言う事をよく聞き、そしてよく伝える事が大切になってきます。

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