そううつ(双極障害)の診断の困難

診断の困難

うつ症状(病)として自覚症状が現れ来院し、そう状態は本来の自分又は長所として思ってい為、症状としての認識に掛けている面がある。

専門医で診療を受けていた場合でも『そう』状態が確認されるまでに、早い場合でも数カ月、長い場合では数年間掛る場合も在ります。
その様なケースは概ね10人の内1人の割合で発覚されると言われています。

自ら命を絶ってしまう期確率・再発率

一般的に単体のうつ病より『うつ』状態の際は症状が重く成ります。
『そう』状態では向う見ずな事もハードル(自己規制)が低く成り、独善的に事柄を行います。

又その事から知らず知らずに周囲に迷惑を掛けているケースも多いと言われます。

その反動により『うつ』状態に成ると社会的人間関係が崩壊し易く、従ってその行き詰り感に支配され自ら命を絶つにまで追い込まれる羽目になると思われます。
『うつ』病の場合は変動が限られてるため、自己嫌悪感なども軽いのではないかと思われます。

又『そう』と『うつ』の症状発症のタイミングにも重要な意味を持ち、特に混合状態(『そう』と『うつ』の入り混じった症状)では気分が落ち込んでいる一方で気が焦る状態が生じます。
海外の調査では、双極障害患者の内、19.4%(約5人の内1人)が自ら命を絶って亡くなっています。

不正確な治療

『うつ』として治療される場合、抗うつ剤治療が中心に成ります。
抗うつ剤は基本的に精神安定剤とは異なり『そう』状態への対応はノーマークです。
ドーパミンが異常分泌して際立ったそう症状が出現する容態が現れる事を「躁転」と呼ばれ、副作用として急速な『そう』と『うつ』の入れ替え(ラピッド・サイクル)の原因に繋がります。

双極Ⅰ型/双極Ⅱ型

双極Ⅰ型….躁状態(躁エピソード)が在る場合。躁状態は他の人の言動に規制を掛け第3者は概ね変化に気付くか違和感を尾覚えます。 双極Ⅱ型….軽躁状態(軽躁エピソード)が在る場合。
単なる気分高揚に留まらず病的にハイな状態を意味します。
時に激昂したり明らかに普通の状態と異なる事を周囲が気付く状他。
同症状が4日以上継続し、他者の言動に支障を与えない程度を軽躁と呼ばれます。

仮面うつ病

仮面うつ病とは他の症状(※下記参照)が全面に現れ、うつ病による起源を解り難くする『うつ病』の一種の事です。

  • 偏頭痛
  • 腹痛
  • 倦怠感
  • 消化不良
  • 食欲不振
  • 睡眠不良
  • 口の渇き
  • 呼吸困難
  • 性欲減退
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 皮膚パレステジー
  • 聴覚障害
  • 頻尿
  • 動悸
  • 心悸亢進

症状から考えて神経科や内科で診断を受けても大概は大きな問題は発見される事は在りません。
又、胃薬など市販薬で対応いても根治する事に至らず、むしろ服用の習慣化に繋がります。

発病の原因特に悲愴感など、感情を表に出し難い立場や環境の中では、生理的な感情を自主規制しその心との矛盾が反動と成って全く別の病気として現れる事もある事が解りました。
仮面のうつ症状は専門科である医師でも慎重に見極めなければ解らない程度です。
しかし精神エネルギーの有無を判断出来るベテラン医師では数回の問診で精神上の疾患であるのか判断出来ると言われますが、一般的には精神エネルギーとは抽象的すぎて具体的に何を指すのかは説明出来ません。
「単純に元気が無い」という事象の他に独特の印象があると思われます。

認知障害との誤診

患者は若年層も含めイライラしたり、急に意気消沈したりと症状にムラや一部記憶障害が現れる場合は認知症と誤診される場合もあります。
逆に仮面うつ病と思われている場合で実は認知障害であった場合もあり、専門医でも長時間の診察なしでは正鵠な決断を下せないのが今日の現状です。
特に高齢者の特徴として進行が緩慢で際立った特徴把握には時間的に労力が必要に成ります。

仮面うつ病 認知症と比類して体の不調を協調する場合が多く、痛みや悲愴感が比較的露出する。
抑うつ感のある認知症 無気力感が目立つ。抑うつされている状態は余り見当たらない。

うつ病/相談/無料

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上記の相談窓口案内サイト内の項目メンタルヘルスに関しての相談からもアクセス出来ます。

電話及びメールでの相談料金が無料なサービスがあります。
フリーダイアルであるので通話料金も発生しません。
メールでは既成フォームから指定項目を入力の上、計1000文字以内での本文作成が可能です。
原則メール1件に付、1回の返答で完結する事に成っている様です。
依頼者の症状に照らしてより深刻な場合は専門医への通院を促す事に成り、電話やメールでの相談結果を通して依頼者の言動に影響が生じた場合にも責任は依頼者本人に限定される旨、表記されています。
叉金銭問題を初め、法律問題、医療問題、税務問題等の相談は対象外です。
相談相手は産業カウンセラーが当番制で対応しています。

非定型うつの特徴

  • 症状に一貫性が無く、専門家でも誤診断を下しやすい。若年~壮年の女性が罹患率が高い。
  • 気分にムラがあり、演技性(人格障害)の帰来も否定出来ない。
  • 対人関係(言葉)に過敏反応。

うつ病の一般的受け留められ方は大うつ病の抑うつ然とした症状が普通であり、略正確だと思われます。
しかし心の病の場合は個人差を初め年齢層・性別等によってその前提と成りうる条件にも収まらない不過程要素が他の疾患と比較しても高く、非定型うつ病もそのレアケース一種です。
症状の特徴は20~30歳代の女性に多くパニック障害・社会不安障害・境界性人格障害(緊張型の精神分裂)など幾つかの症状の混合症状が並存しています。
実はこのうつタイプは新しく専門家の間でも意見が分かれています。
従って、当たり障りの少ない自律神経失調症やその他の神経症として扱われるか、特段身体(脳)に異常が見られない事から”性格上の歪み”として診断が下される事もあります。

非定型では食欲過剰で過睡眠症状も特徴でストレス解消の為の過食、過睡眠は生活リズムの乱調が原因である可能性がありますが、通常のうつ病チェックシートからは健康と評価される状態で自己診断上で罹患者は病気としての病識を得る事が出来なくなるケースも在ります。
当然病気に放置は症状進行を促し、例えば神経痛の悪化を余儀なくされます。
定型うつの場合は特に朝に感情が不安定に成る傾向が高く、非定型は夕方~夜に掛けて不安定に成る傾向が高まります。
高揚状態である場合、睡眠をせず体力の限界まで活動します。(⇒過剰な眠気の原因?)

新型うつ病のメカニズムの考察について日本を初め高効率を求める重経済国家では、精神については忍耐と努力の積み重ねで形成・成熟される事として信条が強く、その精神論からは心の病とは単なる偏見対象として意識的に矮小化して来た帰来も強く、その様な状況下で罹患者は誤解に基づく冷遇を恐れ、感情抑制を社会システム上(無言の圧力)強要された挙句、身体的又は行動異常に進行しなければどうにも成らない状態下にさられれています。
自律神経の異常は精神不安定の為、不眠症や生活リズムを崩したり、交感神経が上手く抑制できず興奮・動悸・心疾患の症状として表面化したのであって不定形うつ病も『うつ』とした心情を無理に隠し過剰適応(嘘の微笑み)の求めに答えた余り現れた症状である事と推測できます。
つまり事件現場で検死した結果、死因不明の場合は心肺停止を死亡動機に挙げる事と同認識です。
尤もらしい結論で都合の悪い事を集団同調主義の元、自発的隠滅する社会的習慣上の犠牲でもある様です。

非定型うつ病の別の特徴として、「愉快な事がると一転して明るく成る」という症状があります。
この症状は10歳代女性から発症し30歳代までと幅があります。
専門家の間では生育環境などの問題や先天的な要因の問題として原因研究途上で明確な結論は今日でも不明です。
しかし先に触れたように社会システムの平板化(ステレオタイプ)の強要の犠牲が真相である可能性も否定出来ない様に思えます。
「他人の一言が気になる」という症状も自らへの低評価による社会的弊害を連想した結果生じる感情の乱れが原因ではないかと思えます。
下記の罹患前の性格を参考にすると過剰適応を要求され、要求に答える事を自己目標にして来た人格が著しています。

非定型うつ病発症前の性格(タイプ)
所謂、「いい子」「手の掛からない子」
責任感が強い
自己主張、要求等、自発的に促せない
誰にも依存したくない。又はしたくない意志がある。
他者に弱音を吐けない。弱みを握られたくない。
自己完結を美学とし助けを求める事に嫌悪感を抱く
態度は謙虚だが自尊心は高い
他者に対しては寛大さを装う

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