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統合失調症の発症率はどのくらいなのでしょうか?

統合失調症は非常に多い精神疾患であるといわれています。

その重度な状況に反して、あまりにも数が多いので、今まで一般人とは区別されてきました。

では、その発症率はどのくらいなのでしょうか?

発症率は0.01パーセント

統合失調症は100人に1人がかかっているといわれています。
つまりは、0.01パーセントの発症率という事になります。
これは数字で見るとそれだけかという気持ちになるかもしれませんが、とんでもない数字です。
日本国民を1億人と数えると、100万人は統合失調症にかかっているという計算になります。

100万人というのは、凄い数です。
下手をすれば国一つ作れるくらいの数であります。
それだけの人が、統合失調症で苦しんでいるわけなのですね。

世界で見れば、70億人いる事とすれば、7000万人の人が統合失調症になっているといわれています。

世界でも日本でも大勢の統合失調症患者がいるのです。

発症率を下げるには

統合失調症は発症原因が不明とされています。

ただ、幼少期にトラウマを作らないなどの一定の条件をクリアすれば、発症率を下げる事ができるとわかっています。
積極的に、子供には良い環境を与えてあげる事が重要になってきます。

ただ、そうした事を、気をつけていても、学校でいじめに遭って統合失調症を発症する人もいます。
多くの悪意をブロックするには個人の力ではどうにもする事ができません。

統合失調症の発症率を下げるには、統合失調症にならないようなある程度、能天気に物事を考えられる明るい性格の子供に育てる事が大切になってきます。

比較的、大人しくて真面目な人が統合失調症になりやすいので、その逆の性格になるように、子供の頃から躾をしておく必要があります。
そうすれば、統合失調症の発症率は少しは下がるはずです。

孤立しないネットワークを作る事が大切

統合失調症になると、自分だけが異常だと思って孤独感を感じます。

これは誰でも感じる事です。

ただ、これだけの発症率があるという事で、仲間は大勢います。

日本中を探せばかなりの数がいるはずです。

自分だけが苦しんでいると思わない事です。
自分だけではなく、自分のように苦しんでいる人は大勢いるという事を考えてください。

そして、そうしたネットワークに乗っかる事が大切です。

自助グループ、デイサービス、作業所など同じ統合失調症の人と出会うサービスが沢山あります。

そうしたサービスを使って、自分の仲間ネットワークを作り上げる事が大切です。
自分の仲間が増えればそれだけ自分の精神の糧とする事ができます。
そして、統合失調症と戦うエネルギーとする事ができるのです。

いずれは完治できる世界が理想

統合失調症は発症率の割には、研究が進んでいない分野でもあります。
未だに完治する方法が見つかっていません。
そのため、いずれは発症率を抑え、そして完治できる世界が理想となります。
そうした理想を実現するためには、まずは一人一人の声が大切になります。

発症率が高いという事は、それだけ多くの仲間がいるという事です。
そうした仲間を大切にして、行政に働きかけるなど、なんらかのアクションが必要です。

最後に

統合失調症は発症率が非常に高い病気です。

うつ病にも負けないくらいの発症率であり、重大な病気です。

自分の家族がならないとは限らないのです。

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