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  • アルツハイマーの対応として、常にやさしく接することが第一です

アルツハイマーへ対応その1

もしも、自分の家族がアルツハイマーと診断されたら、どうしますか? その事実を素直に受け入れられますか?

私もですが、なかなか受け入れることは容易ではないと考えます。
しかし、本当に家族がアルツハイマーと診断された場合は、その現実を受け入れなければならないのです。

アルツハイマーの症状が現れ始めると、最初は、物忘れ程度です。 その対応としては、あまり負担がありません。

しかし、アルツハイマーは進行性の病気で、しかも治療法もはっきりしたものがありません。
進行速度は人それぞれですが、確実に悪くなっていきます。

初期症状から進行して、症状がどんどん悪くなってくると介助の負担も比例して大きくなっていくのは想像がつきます。

アルツハイマーの方も介助する方も、穏やかな日々を送りたいと思っているのは言うまでもありません。

アルツハイマーと診断された人との接し方や過ごし方を考えていかなくてはなりません。

また、介護は家族だけがするものでなく、医師・ケアマネ・ソーシャルワーカーと協力しながら介護を行っていきます。

このページでは、家族とアルツハイマーの方が一緒に生活する上での注意点について調べてみました。

本人を理解してあげる気持ちが大切

まず、初期の段階として、家族としてできることは、アルツハイマー病を正しく理解することです。

アルツハイマーは脳の病気です。記憶があいまいになったり、思いも寄らない行動に出たりするのが特徴です。
まずは、症状について理解が必要です。

アルツハイマーの初期症状で、置き忘れやしまい忘れがよくあります。
そのことに関して本人は盗まれたと思い込んでしまい、結果怒り出してしまいます。

しかも、夜中に急に起きて、家をでてうろうろ徘徊したりもします。

上記のような症状が現れたとき、あなたならどのような対応しますか?
一番やってはいけないことは、否定してしかりつけることです。

当の本人は何の悪気もない行動ですので、怒られても、その意味が理解できません。
アルツハイマーは脳の病気なので、それが病気の症状なのです。
家族が理解してあげなければならないのです。

本人は悪気があってやっていることではありません。
これはアルツハイマーの症状なのだと理解し、接してあげることが大切なのです。

悪気がないのに、怒られてしまうと本人は、精神的に不安定になり、どんどん元気がなくなりうつ状態のようになり落ち込んでしまいます。

その結果、どんどん症状が進行する可能性だってあるのです。

アルツハイマーの症状が出ても、頭ごなしに怒るのではなく、常に優しく接することを心がけましょう。
アルツハイマーになると失敗することもたくさんありますが、それも考慮してあげましょう。

優しい気持ち
アルツハイマーを理解し、常に優しく接することを心がけましょう

本人の環境や人々を尊重する

アルツハイマーの方に不安を与えることは何よりもいけないことと言われています。 本人の心の安定が一番重要です。

症状が進行し始めると、家族が焦って施設に入れることは正しいでしょうか?
もし、あなたが急に今と違った環境で暮らさなくてはいけなくなった場合、どう感じますか?

私は不安になります。多数の方がそう答えると思います。
それは、アルツハイマーの方ももちろん同じです。
いきなり環境がかわると必ず動揺します。

もし、何らかの事情で、すぐに施設に入れる場合は、事前に本人と一緒に施設内を見学したり、実際に暮らす部屋に入ったり、他の入所者と顔を合わせてみることが必要といえます。

家族、友人といる時間が心を落ち着かせてくれます。
そしたら、家族も介助に振り回されることも少ないといえます。

アルツハイマー病は今まで住み慣れた場所で楽しく、穏やかに暮らしていくことが、毎日生き生きとできる秘訣なのです。

アルツハイマーへの対応その2へ続く。

混乱
環境が変わると誰だって混乱します。アルツハイマーの方もそうです。穏やかに暮らしていけることを優先に考えましょう

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