【統合失調症体験談】精神科での治療

統合失調症になってから約半年してから実家の姉から「精神科へ行ってみる?」と言われました。
そのころにはもう自分が変だというのはわかっていましたから「行ってみる」と言いました。
精神科ってすごく混んでいるんですね。
約2か月待ちで予約を取ってもらいました。

最初の診療には約30分かけるそうです。
姉とふたりで診察室にはいったのですが、途中で姉が退出しました。
先生が本人と2人で話すことを希望したのです。
私は主人が脳梗塞で入院して病院と家との行き来でたいへんだったことを話しました。
そのうち変な声が耳元で聞こえてきてだんだんそれが大きくなってきたことを話しました。
先生はうなづきながら聞いてくれて「疲れちゃったんだね。ゆっくり休んだらいいよ」と言ってくれました。
感情がコントロールできずに泣いてしまいました。
それだけつらかった思いや大変だった思いが一気にこみあげてきてひとりでわぁーわぁー泣きました。
泣き終わったころ先生が「大丈夫だから。よくなるから。」と言ってくれました。

1カ月に1度その診療室に通っていたのですが、脳に欠陥があるかどうか知りたくなって大学病院の精神科を紹介してもらって今度は大学病院の精神科へ行くようになりました。
今までのところは薬がなかなか少なくならずあまり薬を飲みたくなかったのでセカンドオピニオンをしてみたくなったのです。
約2か月待って大学病院の精神科へと足を運びました。
先生はパソコンと向き合ったままいろいろな質問をしてきました。
薬はあまり飲みたくないというとだんだんと減っていきました。

半年ぐらい通ったでしょうか。
大学病院の先生は「落ち着いているようだから町の精神科へ行ってください」というのです。
あまり精神科をしらなかった私は精神科のある紙を渡されてもどこへ行っていいのかわからず、途方にくれてしまいました。
そのころにはだいぶよくなっていたので主人の待っているうちの近くで精神科をさがしました。
パソコンで一生懸命よさそうなお医者さんをさがしました。
今のところは予約ではありません。
朝はやくから主人が並んで診察券を診察券入れへ入れていったん帰ってきます。
朝5時にいかないと1番をとれないと朝5時に行ってくれています。
診察券をいれられるようになるのはだいたい7時です。
診察はだいたい9時15分ぐらいからはじまります。
今の先生はなんでも話してOKの先生なので助かります。
病気のことはもちろんそれ以外の困ったことや雑談もOKです。
だいたい5分ぐらいで終わります。

薬は統合失調症の薬のほかに睡眠薬や気分障害の薬をもらっています。
毎日よく眠ることが必要だそうです。
今の具合のいいのも先生がよく診ていてくれるからだと思います。
毎日統合失調症の薬と睡眠薬を飲んで混んだところへ行った時や気分が悪い時は気分障害の薬を飲みます。
とにかくよく眠ることが治療になるそうです。
仕事の無い日は昼寝をしています。
昼間から夕方の食事を作るぐらいまで寝てしまいます。
具合の悪い日は主人におかずをスーパーで買ってきて作ってもらいます。
夕飯はおそくなってしまうけど仕方がありません。
ひどい時は毎日ですから仕事を終えて疲れている主人に感謝しています。
メールかスカイプで今日は具合が悪いことを伝えて夕飯を頼みます。
「了解です。」と言ってくれて作ってくれます。
ほとんどは買ってきたお惣菜なんですがお味噌汁は作ってくれます。
仕事をしていることは治療のひとつになるそうです。
精神科の先生が「最近仕事してる?」と毎回聞いてきます。
「あまり無理をしないで少しづつできる仕事をしてください」と言います。
平日は仕事をしていることが多いです。
時間に都合のつくライターの仕事やその時にやってもやらなくてもいい小中学生の採点の仕事を主にしています。
期限のきつい仕事は自分の体の都合があるのでやはり無理です。
その時気分がよくても翌日はわからないからです。
そうやって毎日できるだけ普通に暮らしています。

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