• トップページ
  • 自律神経失調症の症状【頭痛・微熱・便秘・パニック】

自律神経失調症の症状【頭痛・微熱・便秘・パニック】

自律神経失調症の症状『頭痛』

頭痛には本当に多数の種類があり、一つの括りとして頭痛と語ることはできません。
しかし、大別して二つの頭痛の態様があります。
その二つとは、”機能性頭痛”と、”症候性頭痛”です。

後者は臓器に異常があって発症する頭痛で、前者はそれがないのに発症する頭痛です。
自律神経失調症の場合の頭痛とは前者を指します。(後者の場合には、自律神経の治療とは別で頭痛を治療する必要があります)

さて、自律神経失調症では、自律神経の不調によって交感神経優位の状況が続き、全身が緊張状態にあります。
そのような状況で発症しやすい頭痛としては、緊張性頭痛というものがあります。
肩こりなど筋肉の緊張から引き起こされる頭痛です。
このような頭痛の場合、緊張をほぐしてやることで、驚くほど頭痛が軽減することがあります。

頭痛は実のところ、処方・市販を問わず頭痛薬によって痛みを抑えることそのものは難しくありません。
しかしながら、痛みの元を断つことのほうが重要ですので、自律神経失調症の場合で頭痛を発している場合には、まずは身体の緊張を解くということを一番に考えるのが良いでしょう。

自律神経失調症の症状『微熱』

自律神経失調症の症状『微熱』 自律神経失調症の症状として発熱を伴うことがあります。
多くの場合はそれほど高熱にはならず、平均体温+1.5℃程度に収まることが多いようです。
風邪のような微熱がずっと続く、と表現されることが多く、このずっと続く、というところがミソとなります。
熱っぽさや身体のだるさがずっと続いていて、薬を飲んでも解消しないということであれば自律神経失調症を疑ってもよいかもしれません。

市販の解熱剤などはあまり有効とは言えませんので、微熱そのものを解消するというよりも、なぜ微熱が発生しているか、というところの原因をよく探ったほうがよいでしょう。
風邪ではなく自律神経失調症だということであれば、やはり自律神経の調子を治すことが第一ですから、その方面での治療を進めます。

なお、自律神経失調症を患っている場合には免疫力や体力も衰えていますから、風邪を引くと治りにくい状況にあります。
普段以上に体調に注意してあげる必要があることは、知っておいたほうがよいでしょう。

自律神経失調症の症状『便秘』

便秘に悩む方は決して少なくなく、それぞれが様々な解決策を探っているところです。
食物繊維をとったり、運動が大事だとか、ヨーグルトがいいとか言われています。

それらを一旦脇において、自律神経という観点から便秘という症状を見てみると、腸が便を排出しようとする運動である蠕動(ぜんどう)運動という作用に行き当たります。
これは自律神経の働きでもたらされるものですから、当然自律神経失調症を患っていれば、蠕動運動のはたらきも充分ではないといえます。
こうして便秘を引き起こすことで、腸内の環境が悪化します。

また、排便ができないことによるイライラ(ストレス)を引き起こす場合もあり、これが自律神経失調症を悪化させる場合があります。
こうなると完全に悪循環です。

栄養や薬剤で対応することも重要ですが、まずは生活習慣の見直しと自律神経の調子を整えることを意識します。
そうすると便秘が自然に治るケースは非常に多く、ほとんどは治療が必要ないと言われています。

自律神経失調症の症状『パニック』

パニック症状は、それだけでパニック障害という疾患と位置づけられています。
そして、パニックと自律神経失調症には深い関連があると言われています。
パニックには発作があるという点で自律神経失調症と少し症状が異なります。
しかしパニック発作に自律神経の乱れがあると見る向きもあり、これらが無関係と考えるのは少し無理がありそうです。
パニック発作と自律神経失調症の症状を両方抱えている方は、日常生活で負担が多く、やはりストレスを溜めがちだと考えられますし、症状への恐怖や焦りなどが起こりやすい状況といえます。
自律神経失調症とパニック、どちらの症状の軽快にもストレスマネジメントは必須と言えるでしょう。

人気の記事

サイトリンク

免責事項