うつ病と統合失調症には深い関わりがある

うつ病と統合失調症には深い関わりがあります。
統合失調症の症状としてうつ病が現れる事もありますし、うつ病が重度化して統合失調症になる事もあります。
うつ病がサインとなって、統合失調症が発見される事もあるのです。

1.うつ病が重度化して統合失調症に

うつ病はその名の通り憂鬱な気持ちになる病気ですが、長期化すると統合失調症を発症するリスクが高まります。
これはうつ病から統合失調症になった人を見て言う私的な見解ですが、うつ病というのは他の精神疾患を誘発しやすい性質を持っています。
不眠症もそうですし、社交不安障害や、対人恐怖症、視線恐怖症、アスペルガー障害などの発育障害などうつ病から発症する病気はかなりの数があります。

その中でも統合失調症は大きな割合を占めています。

うつ病になると世の中が憂鬱になっていなくなりたくなります。
ずっといなくなりたくなると別の精神疾患になってしまうのです。
ずっといなくなりたくなる危険に晒されてしまっているわけですので、そうした精神疾患になってしまう可能性も十分にあります。
いなくなりたいとずっと考えていれば、心も病むというものです。
そうした可能性をうつ病は持っています。

そのため、うつ病が重度化して統合失調症になるというのは、十分に考えられる事態です。

2.統合失調症にはうつ病の症状がある

統合失調症にはそもそもうつ病の症状があります。
統合失調症の症状の一つにうつ病の症状があるという状態です。

そのため、統合失調症なのに、うつ病だと思って病院へ通う人もいます。
そうした場合は危険です。
何故ならば、うつ病の治療と、統合失調症の治療は全然違うからです。

統合失調症の中のうつ病なのか、それとも普通のうつ病なのか。

その判断を任せるのは病院ですが、まずは自覚症状としてきちんとした病名を知っておく必要があります。

うつ病だと思う。
だけど、うつ病以外にも複数の症状が出ているという人にとって、そうした診断というものは、大切なものになってきます。

3.うつ病が統合失調症に

重度のうつ病である場合、診断名が統合失調症になる可能性もあります。
これはうつ病では精神障碍者年金などの公的援助を受け難いという現状からです。
うつ病というのは、自ら命を絶つことにもつながる非常に重い精神疾患でありますが、その程度の違いはかなりあります。
ちょっとしたうつ病から寝たきりになるような重度なうつ病まで様々あります。

問題なのは、そのうつ病は全て「うつ病」という病名になってしまう事です。

つまりは寝たきりで何もできないような重度のうつ病でも、「うつ病」という病名に片づけられ、軽いうつ病と同じ扱いをされてしまうのです。

そういう意味ではうつ病に対する扱い方を見直す必要があるのかもしれません。
ただ、うつ病の人を全てに年金を与えてしまっては国が破綻してしまうという現状もあります。

その中間点となるのが、重度のうつ病には「統合失調症」にしてしまおうということが行われている可能性があります。

これは現場のうつ病の患者と医師によって行われます。

そうしないと、重度のうつ病の人を救う手段はないとしても、やはりうつ病はうつ病だと診断されるのが一番です。
もっとうつ病を細分化するような仕組みになるようにしなければいけないとは思います。

最後に

うつ病は精神疾患の中でも最も多いものです。
そして、統合失調症も精神疾患の中で多いものとなっています。
そうした二つであるからこそ、二つは関係性を持っており、相互に影響しあっているのです。
そうした影響をなくすには、まずは根気よく治療を行う事が重要です。

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