アルツハイマーを食事から予防する

アルツハイマー病は、未だはっきりとした原因がありません。
しかし、様々な研究により、徐々に解明されているということも聞きます。

あくまでも仮説ですが、その原因とは、「アミロイドβ(ベータ)」というアミノ酸ペプチドが脳に蓄積されることで、脳の神経細胞を破壊して、アルツハイマーを発症してしまうと言われています。

60歳以降の方にアルツハイマーの発症が多いと言われてきましたが、早い人は、40歳代で「アミロイドβ(ベータ)」が脳に蓄積されていき、50歳代で発症する「若年性アルツハイマー病」もあります。

個人差はありますが、「アミロイドβ(ベータ)」の蓄積度合いにより、発症時期がことなると言うことでしょうか。

上記で説明した内容で言うと、「アミロイドβ(ベータ)」が蓄積しなければ、アルツハイマーは防げるのではないかという見解になりますよね。

実は、「アミロイドβ(ベータ)」が脳に蓄積しない酵素があります。
それは、「インスリン分解酵素」です。

「インスリン分解酵素」が血液中に一定量あれば、「アミロイドβ(ベータ)」は脳に溜まることがなくなるそうです。

ここで、ピンとくる方も多いと思いますが、インスリンと聞いて思い出す病気がありますね。
それは、「糖尿病」です。

高血糖になるとインスリンがたくさん分泌されます。
インスリン分解酵素の本来の役割は、血糖を下げようとインスリンの分解に使われます。
しかし、インスリン分解酵素がたくさん使われると、アミロイドβ(ベータ)が分解されなくなります。
その結果、脳への蓄積が進むのです。

ここでポイントなのが、「血糖値が高い状態」をどうすべきかですよね。
血糖値をコントロールできれば、アルツハイマー病の発症も未然に防げると言うことです。

血糖値コントロールは食生活と大きく関わってきます。

血糖値をコントロールする食生活

では、どのような食生活を心がければ良いのか、まず、「糖質」を制限することが最優先です。

一番気をつけなければいけないのが「炭水化物」です。
ごはん・うどん・そば・ラーメン・パン等要注意です。量を減らしましょう!

ラーメン
皆が大好きなラーメン。食べすぎ注意ですよ!

糖分の吸収を抑えて緩やかにする食物繊維を多く摂取するのもいいですね。

食事の食べる順番も重要で、上記で説明した食物繊維を先に食べて、糖分の吸収を抑えて緩やかにした上で、炭水化物を食べるとか…。

野菜や海藻類等を始めに食べるという事です。

それから砂糖も注意です。
血糖値が急上昇しますので甘いお菓子やケーキなども、食べる量を減らしましょう。

乳製品や大豆製品も発症のリスクを下げると言われているので、食生活を見直してみませんか?

糖質制限食

野菜は体にいいとされていますが、中には、糖質の多いものもありますので注意が必要です。

人参やごぼうは糖質が多く含まれていて、炭水化物(デンプン)の多いイモ類やかぼちゃはたくさん食べずに少しにしましょう。

酒も注意が必要なものがあります。
もうお気づきだと思いますが、ビールがあまりよろしくありません。
最近は糖質オフというものが発売されていますので、なるべくは、糖質が含まれていないものが望ましいです。

焼酎・ウイスキー・ウオッカなどは大丈夫です。

しかし、お酒を飲むとおつまみが必要になることが多いですよね。
お菓子がくせもので砂糖は即ブドウ糖として吸収されて、血糖値急上昇になりますので食べる量を減らしましょう。

スナック菓子やせんべいもほとんどがデンプン質ですから、酒類を飲みながらバクバク食べるのはやめましょう。

糖質制限をすると、糖尿病やアルツハイマーだけでなく、ダイエットにももちろん効果的ですし、生活習慣病予防にもなります。

いきなり制限をしてしまうとストレスになり、逆効果になるケースもありますので、徐々に行っていきましょう!

塩分や動物性脂肪の取りすぎにも気をつけて、バランスの良い食生活をこころがけましょう!私もですが…。

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