統合失調症の社会復帰に向けたリハビリは過酷

統合失調症の社会復帰に向けたリハビリというのは過酷を極めます。

何故ならば、統合失調症の人が働けるような社会というのはそもそも少ないからです。

そのため、仕事場でもなく、自宅でもなく、その中間的な存在が必要となります。
そうした存在を介して統合失調症の治療でダウンしていた体を社会に慣れさせる事ができます。

どのようなリハビリ方法があるのでしょうか？

デイサービスやカウンセリング

統合失調症のリハビリとして、最も身近なのが、デイサービスやカウンセリングです。

デイサービスは、同じ病気の人達が集まってレクなどを通して社会参加へのリハビリを送るものです。
社会生活が困難な人が一時的に集団行動のリハビリを行いたい場合に非常に便利なものです。
緩やかながらもデイサービス内でも人間関係はあります。
ただ、お互いに病気の事をカミングアウトし、理解しあっている仲ですので、お互いに向上できるような人間関係が臨めるでしょう。

カウンセリングは、一対一で会話ができるという事で、会話の練習になります。
社会というのは結局のところ一対一の会話でできており、その会話がしっかりとできるようになれば、統合失調症のリハビリになります。
また、カウンセリングは悩みを聞いてもらえて、自分手動で会話を進められるため、自分のペースでリハビリをする事ができます。
また、自分の悪いところがあれば、カウンセリングによって改善する事ができます。
積極的に話してみてください。

フリースペース

統合失調症や精神疾患を抱えた人たちが集まって居場所作りをする、フリースペースというものもあります。
これらはNPOなどの団体が行っており、自助グループという形で、開催されています。

これは多くの人と自由に会話ができるという事で、病でひきこもりがちになっていた人にも居場所とする事ができますし、会話をするだけで自信がついてくる事もあります。

作業所

これは、統合失調症など病気を抱えた人たちが作業をして、社会復帰へのリハビリとしようというものです。
A型とB型があり、賃金が違います。

作業所で働くという事は、それだけで生活のリズムを作る事につながりますし、架空の仕事場という感じなので、仕事に対するリハビリになります。

また、一緒に働く仲間は同じ病気を抱えた仲間ですので、自分の病気の事をわかってくれるのはもちろん、共感しながらお互いに向上していく事ができます。
事業所の方も病気の事をわかっているので、調子が悪い時は休むなどの事をしても、一定の配慮はしてくれます。

職業訓練校

これは、国のお金で資格などを取る事ができる学校ですね。

健常者の社会に慣れるという意味でも、資格を取って社会復帰に役立てるという意味でも二重のリハビリになります。

ただ、ここでリハビリをするとなると、健常者と関わり合いにならなくてはいけません。
また、病気だからといって、授業を休む事もできません。

シビアなものになるでしょう。

ただ、それだけの価値はあります。
職業訓練の期間が終われば、社会参加できる準備が完全に整った状態で世の中に出る事ができます。

統合失調症で負ったハンデを覆す事ができるはずです。

最後に

統合失調症の人は社会復帰に向けて努力するべきです。
そうする事で幸せな人生へのステップとする事ができます。

リハビリが上手くいけば、統合失調症でも社会参加できるようになれるはずです。
統合失調症で生きていくには難しいものがありますが、それを補う訓練ができます。
そうした訓練がしっかりとできていれば、統合失調症だからといって、社会参加できないと決めつける事はできません。

是非とも、様々なサービスを使ってリハビリをしてみてください。

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