てんかんの応急処置

てんかん発作の応急処置としては、特別には必要がないことが多く、意識が戻るのを待ちますが、発作が止まらない場合に病院で処方された座薬を使用する場合があります。ダイアップ座薬が代表的です。

学校では「医療的行為だからできない」と断られることがあるようですが、一定の手続きをすれば学校でも可能です。
どのようなときに、どう使うのかをきちんと説明しておくことで、必要なときは躊躇せずに使えるようにしておきます。
学校には養護教諭(保健室の先生)がいますので、相談にのってもらいます。
ダイアップ座薬の使用は発熱時にもよく使われているので、使用についての危険や難しさはありません。
一般の家庭でもよく使われているので、子育て経験のある人であれば慣れていると思います。

発作が続いて意識が回復しない重積状態だけではなく、頭部を強く打った場合、転倒時に大けがをした場合は救急車を呼んで病院での処置が必要ですが、だいたいいつもと同じであれば、意識が回復してふらつきも治まってきたら元の活動に戻れます。
毎回病院で処置してもらうのではなく、必要があれば行くというかたちです。

保健室や休憩室で長い時間休むより様子を見たり声をかけたりして大丈夫そうだったら元の授業や仕事に戻り、できる範囲内で「授業を聞く」「椅子に座って会話する」などを再開します。

犬・猫のてんかんの応急処置

犬・猫のてんかんも人間と同様に起こることがあります。
その際は、人間のてんかん発作が起きたときと同じで、冷静でいることが大切と言われています。
しかし、発作は収まりますが、けいれんが10分以上続いたり、意識が戻らないうちに次の発作を起こすのを繰り返している場合には注意が必要です。
その場合は、速やかに病院へ連れて行く必要があります。
てんかん重積状態と言って、てんかん発作の中で一番危険な状態なので、命にかかわる重大な状態だからです。 また治療が遅れると後遺症が残ることがあります。

犬
犬もてんかんになることがあります。

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