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群発頭痛の症状【耐えられない痛み・気絶・首・帯状疱疹・流涙】

耐えられない痛みから救急車を呼ぶ方もいるほどの群発頭痛

あまりの酷い頭痛のため、「自殺頭痛」ともいわれるこの頭痛。

その痛みは、目をえぐられるような、突き刺すような激痛ともいわれます。
痛みを耐えることが困難で、痛みを抑えるために暴れずにはいられないほどだといいます。

この群発頭痛の発作が始めてだと、今まで経験したことのない激痛に脳出血やくも膜下出血を疑い、思わず救急車を呼んでしまったという患者さんもいらっしゃいます。
CTやMRIで調べても問題がなく、群発頭痛という診断を受けるようです。

救急車

また、実際、群発頭痛の患者さんの中には、失神を起こしてしまっている方もいるようです。
発作時は、痛みで失神して痛みで目が覚め、この繰り返しという、まるで地獄のような時間です。
気絶するほど痛い群発頭痛、認知度は低いですが恐ろしい疾患です。

しかし、確かに群発頭痛は気絶するほどの痛みではあるのですが、実際に気絶・失神してしまうとなると、もしかしたら群発頭痛が引き金となりてんかんの発作を起こしている可能性も考えられます。
また、抗てんかん薬の中には群発頭痛や偏頭痛に効果のあるものもあるようです。

群発頭痛の共通点は首に激しい痛み

群発頭痛の患者さんには、首の激しい痛みを訴える方も多いようです。
普通の肩こりとは違って、左右上下に動かすだけで、激痛が走るといいます。
他にも、ふくらはぎのむくみなどがみられたりすることもあり、群発頭痛には血行不良も大きく影響しているのではないかとも考えられます。

また、群発頭痛の前触れとして、極度に首が張る、ということがあるそうです。

首

群発頭痛は帯状疱疹を発症することもあるの?

最近では、群発頭痛の原因して、水痘・帯状疱疹ウイルスが関係している可能性があるかもしれないという説が出てきており、注目されています。

では、群発頭痛と帯状疱疹、全く違う側面を持つように見えますが、どのような関係があるのかを見ていきましょう。

「異痛症」という言葉をご存知でしょうか。
これは一般的にはアロディニアともいい、Wikipediaでは「通常では疼痛をもたらさない微小刺激が、すべて疼痛としてとても痛く認識される感覚異常のこと」と説明されています。
髪の毛が逆立つような、皮膚の違和感に似た感覚だといいます。

この異痛症は、帯状疱疹を起こした際にみられる代表的な症状です。
そして、群発頭痛・偏頭痛の患者さんの60~80%もが、痛みの発作が起こる前の初期症状として、目の周囲や頭皮、腕などに異痛症を感じているといいます。

また、帯状疱疹を発症した後に発作が起こった場合は、頭痛の初期症状の異痛症がより大きくなるそうです。
それと同時に、頭痛発作の頻度と重症度も上がるとのことでした。

群発頭痛が帯状疱疹の発症原因であるかは今のところ分かりませんが、少なくとも両者には深い関係性があるようです。

群発頭痛は流涙が止まらない!?

群発頭痛の発作になると、あまりに頭痛が激しすぎてなのか涙が止まらない、という話をよく聞きます。

でもどうやら、痛みの激しさが原因での流涙ではないようです。

群発頭痛の痛みは、目の奥を通っている血管が拡張して炎症を起こすことで引き起こされると考えられています。
この血管の周囲にある自律神経が刺激されるため、以下のような自律神経症状が頭痛に伴って出てくると考えられています。

  • 目の充血、流涙
  • 鼻水
  • まぶたの腫れ
  • 顔や額の汗
  • 瞳孔が小さくなる
涙

これらの症状は、短期間の間、持続的に続くと言われています。

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