うつ病対策に効く有酸素運動について

健康な精神は健康な体に宿る。
そういった言葉がありますが、うつ病にスポーツは有効です。
ただ、筋トレなどの肉体改造系のスポーツは止めておいた方が良いでしょう。
肉体改造系はノルマがあります。
一日に何回以上やらないと筋力はつきません。
そして、そのノルマは日に日に増えていきます。
そうしたノルマというのは、うつ病の人にとって駄目な運動でしかありません。
精神的に負担のかかる運動なのです。
ノルマがどんどん増えていっていくため、うつ病の人にとって、良くないものなのです。

うつ病対策に効くのは、有酸素運動です。
マラソン、ウォーキング、ランニングなどの有酸素運動です。
有酸素運動ならば、ノルマはありません。
自分の疲れた時が、ノルマです。
ノルマの限界を他人に決められるのではなく、自分の体が決めてくれます。
それならば、うつ病でも簡単にできます。
つまり、ノルマが自由化されているのですね。
有酸素運動は、限界もなく、無理なく続けられるものです。
外出するのが、面倒だという人は、ランニングマシーンなどの購入をするなどして室内で有酸素運動をすることができるようにしてください。
無理なく続けられる環境を作り上げることが大切なのです。

ランニングマシーン

うつ病が有酸素運動に有効なのは、それだけではありません。
うつ病になると、活動能力が低くなります。
何をするにも億劫になります。
その結果、体力が減っていく傾向があります。
そうした体力の低下を有酸素運動によって維持することもできます。
やはり、体力がないと何かをするエネルギーがなくなってきます。
そうして、ひきこもりがちになるとうつ病もどんどん悪化してきます。
例えば同じことをするのもエネルギーが違ってきます。
駅まで10分の土地に住んでいたのに、駅まで12分かかるようになってしまうようになってしまうのです。
そうなれば、無駄に2分の時間を使うようになってしまいます。
そうしてどんどんと時間が消費されていってしまうのです。
そうしたエネルギーを維持するのに、有酸素運動が必要なのです。

また、うつ病のメンタル的な部分にも有効です。
有酸素運動をするということは、足を動かすという反復運動をするということです。
この単純作業の反復運動と言うのは、非常に役に立ちます。
精神的に凹んでいる時に、そうした反復運動をすると、段々と精神が落ち着いていきます。
下手な話、うつ病で漢字の練習をしていてもいいのです。
漢検を受かるくらいの勢いで練習をすれば、本当の重度の状態から中度の状態くらいまで治すことができます。
有酸素運動は徹底した反復作業です。
ひたすら、歩いたり、走ったりする。
それ以上の思考を休める手段はありません。
うつ病になると脳がネガティブな方向に考えてしまって、脳を休めることを要求されます。
しかし、人間と言うのは因果なもので、そうした事態になればなるほど嫌な方向に脳を活動させてしまうのです。
そのため、有酸素運動が必要なわけですね。
有酸素運動ではなく、トレーニングジムなどに行って、色々な運動をしたいという人は、あまりうつ病にはなりません。
しかし、だからといって有酸素運動のような予防効果があるわけではないのです。
色々なことができてしまうので、逆にうつ病を悪化させてしまう結果にもなりかねません。

うつ病対策に有酸素運動をするというのは、アメリカではよく使われています。
よくドラマなり、映画なりで、アメリカのサラリーマンが早朝に有酸素運動をしているのを見かけた事がある人もいるでしょう。
あれは都会でできるうつ病対策でもあるのです。
有酸素運動の効果はアメリカで立証されています。
ストレス解消にもなり、うつ病対策にもなるわけですね。

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