てんかんによる後遺症

事故等による頭部外傷による後遺症としての『てんかん』

てんかんは頭部外傷の後遺症として発症することがあります。
ケガをしたときにけいれん発作を起こすものはてんかんではありません。
しかし、その後期間をあけて、またけ発作が繰り返し起こるようだと、頭部外傷を原因とするてんかんと診断されます。

てんかん発作による後遺症

転倒する発作を持つ人は頭部にケガをしてしまうことがあります。
毎日発作がある人はケガを防ぐために保護帽をつけることが推奨されています。

頭部外傷のほかにも脳の病気が原因で同じような後遺症を残すことがあります。
知能低下、記憶障害、集中力の低下などなどの認知機能障害と呼ばれるものです。(認知症とは全く異なるものです)

難治性のてんかんによる後遺症

難治性のてんかんの中には、新生児では知的障害や発達の遅れ、発症までは正常だったが、発作を繰り返すことで知能低下、発達が遅れが出てくる場合もあります。
新生児は早く治療を始めないと脳性まひや神経障害を起こすことがあります。

現在は高齢者のてんかんの発症が多い

てんかんの発症は10代までが多く、成人になってから発症することは少ないと言われてきましたが、現在は高齢者での発症が多いことが分かってきました。
発症の原因として、脳梗塞や脳出血など脳血管障害の後遺症として起きていると考えられています。
高齢者のてんかんはけいれん発作より、意識障害が多く、発作中の記憶がないことから周囲の人が「もの忘れが激しくなった」と認知症に間違われることがあります。
てんかんの治療によって発作は治まり、元の状態に戻すことができます。

てんかんの後遺症による知的障害

てんかんは、大きくは2つに分けられています。
「特発性てんかん」と「症候性てんかん」に分けられます。

症候性てんかん

脳に何らかの障害や傷・働きが損なわれてるといったように原因が分かっているてんかん

例えば…
脳外傷
脳梗塞
脳出血
脳炎
低酸素
髄膜炎

特発性てんかん

様々な検査をしても原因が分からない原因不明のてんかん

症候性てんかんには、様々な程度の知的障害や手足の麻痺などが併存します。
ここでは後遺症ということで取り上げていますが、正確には合併症でしょうか。

犬・猫のてんかんによる後遺症

ペットを飼っている人も多いですよね。
私も以前犬を二匹飼っていました。
犬や猫も人間と同様に、てんかんを発症することがあるようです。
症状に関しては、こちらも人間同様、程度や種類も様々です。

例えば…
よだれをたらす
ヨロヨロする
体が硬直する
体の一部がけいれんする
目が振動する
全身がけいれんする
視点が合わない
失神する
嘔吐
呼吸困難

一生で一回のケースもあれば、何回も起きるケースもあるそうです。
ここで大切なのは、後遺症ですよね。

犬・猫の後遺症
一時的に視力や聴力が落ちる
体が麻痺したり、まっすぐ歩けなくなったり

しかし、上記のような後遺症が起きても、大抵は数日で元に戻るみたいです。

ペットは家族同様大切ですよね。

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