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自律神経失調症によく効くツボ
季節の変わり目や環境の変化はとくに自律神経のバランスが崩れやすくなります。
自律神経は、これまで紹介したように内臓の機能を調整する遠心性のメカニズムと、内臓からの情報を脳に伝える求心性のメカニズムを持つ、生命の維持にとても重要な神経系です。
生活習慣や食べ物、趣味などで解決をゆっくりしていくのと同時に、自律神経に効くツボをここでは紹介します。
ツボの押し方
押す力の強さは「気持ちがいいと思える強さ」にします。
強弱は好みがあるとは思いますが、強ければよいというものではありません。
部位によって使用する指も違いますので、お気をつけ下さい。
押しやすさや指による力加減を考慮しています。
すべてツボは、ゆっくり息を吐きながら5秒ほど押し、息をゆっくり吸いながら5秒ほどかけて指の力を抜いてください。
これを一ヶ所5~10回を目安に繰り返してください。
体調によって回数を加減した方がよいでしょう。リラックスして押してください。
※ツボは、「反応点(症状が現れる点)」でもあり、治療点でもあります。
触っただけでも痛みを感じる場合は、「実証」と言い、不必要な気・血・水が滞っている状態で、このような場合はさするだけで十分です。
痛みをこらえて押すと逆効果になります。
逆に押して気持ちがいい場合は「虚症」であることが多く、これは必要な気・血・水が不足している状態と考えられます。
この場合はツボの押し方を実践してください。
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- ①頭痛.頭重感
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- 百会(ひゃくえ)
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ツボの取り方 左右の耳介(軟骨の部分)を前に折り、できたてっぺんに左右の親指を置き、それぞれの中指を頭頂部に置きます。中指の指先が当たるところ(真ん中)にあるところに取ります。 押す指 どちらかの中指
- 頭維(ずい)
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ツボの取り方 いわゆる「こめかみ」の部分で、物を咬むと筋が動くところに取ります。 押す指 中指(両手で同時に押してもよい)
- 風池(ふうち)
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ツボの取り方 後頭部の真ん中のくぼみと、耳の後ろの突起(楕円形の丸い骨)の先端(耳たぶの後あたり)の中間点です。後頭部の真ん中のくぼみに中指を、耳の後の突起の先端に親指を置いて、人差し指が自然に当たる部分に取ります。頭蓋骨のきわになります。 押す指 親指(両手で同時に押してもよい)
- 完骨(かんこつ)
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ツボの取り方 後頭部で、耳の後ろの突起と頭蓋骨の交叉した角の部分に取ります。 押す指 親指(両手で同時に押してもよい)
- 足の臨泣(あしのりんきゅう)
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ツボの取り方 足背部で、第4指(薬指)と第5指(小指)の間を手の人差し指で足首の方へなで上げたとき、指がとまるところに取ります。 押す指 人差し指(両手で同時におしてもよい)
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- ②泌尿器…頻尿、残尿感、尿漏れ
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- 中極(ちゅきょく)
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ツボの取り方 おへそと恥骨を結んだ直線状で恥骨の上際から指2本分上に取ります。 押す指 中指
- 関元(かんげん)
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ツボの取り方 おへそと恥骨を結んだ直線状の真ん中の点に取ります。 押す指 中指
- 帰来(きらい)
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ツボの取り方 上記中極穴から指3本分外側に取ります。 押す指 中指
- 水道(すいどう)
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ツボの取り方 上記関元穴から指3本分外側に取ります。 押す指 中指
- 膀胱愈(ぼうこうゆ)
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ツボの取り方 腰とお尻の割れ目の間に逆三角形の平らな骨(仙骨と言います)があり、その骨のほぼ中心点から左右指1本分外側に取ります。 押す指 中指
- 腎愈(じんゆ)
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ツボの取り方 第4腰椎より骨2つ上が第2腰椎となります。その直下(第2腰椎と第3腰椎の間)から指2本分外側に取ります。このツボは脊柱起立筋の丸みのてっぺんにあります。 押す指 親指
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- ③手足の冷え
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- 曲池(きょくち)
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ツボの取り方 肘を曲げたときにできる横線の外側に取ります。 押す指 反対の中指
- 外関(がいかん)
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ツボの取り方 手首の手の甲側に曲げた時。手首にできる横線の真ん中から指3本分上がったところに取ります。 押す指 反対側の人差し指
- 風市(ふうし)
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ツボの取り方 起立の姿勢で、まっすぐ手を指先まで伸ばした時に中指が太ももの外側にあたる部分に取ります。だいたい太もも外側の真ん中になります。 押す指 中指
- 足三里(あしさんり)
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ツボの取り方 膝を軽く曲げ、膝蓋骨の上線(逆三角形の底辺にあたる部分)に同側の親指を沿わせます。残りの4本の指を、親指と人差し指が直角になるように置きます。中指があたるところに取ります。 押す指 中指
※このツボは足にありますが胃腸の調子を整える効果もあります。
- 三陰交(さんいんこう)
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ツボの取り方 足の内くるぶしのてっぺんから指4本分上で、骨のきわに取ります。 押す指 反対の中指
- 太衝(たいしょう)
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ツボの取り方 足の甲で、第1指(親指)と第2指(人差し指)の骨が合わさるところに取ります。第1指を指先から足首の方へ骨に沿ってなで上げた時、指が止まるところです。 押す指 親指
※手足の冷えはお腹や腰を温めることもとても有効です。
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- ④消化器…胃、腸、肝臓
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- ● 胃のツボ
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- 中カン(ちゅうかん)
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ツボの取り方 みぞおち(左右の助骨の真ん中にある太い骨の下端)とおへそを結んだ線の中心部に取ります。 押す指 中指
- 足三里(足三里)
- 上記を参照にしてください。
- 陽陵泉(ようりょうせん)
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ツボの取り方 足の外くるぶしからまっすぐ上に骨をなで上げると、丸い突起の下で指が止まります。そこに取ります。 押す指 中指
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- ⑤女性特有の症状…月経痛
- ※急性の症状(急に腫れた、熱感がある、急に激しい痛みが出たなど)が見られた場合は強く押したり動かしたりしないでください。痛む部分の安静と冷却が必要です。
- 三陰交(さんいんこう)
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ツボの取り方 足の内のてっぺんからくるぶし指4本分上で、骨のきわに取ります。 押す指 反対の中指
※三陰交は「女性ホルモンのツボ」と言われるくらい大切なツボです。
- 大巨
- 上記を参照ください。
- 腎愈
- 上記を参照ください。
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- ⑥精神的不安
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- 百会
- 上記を参照ください。
- あ門(あもん)
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ツボの取り方 うなじの中央にあるくぼみの真ん中。 押す指 親指
- だん中(だんちゅう)
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ツボの取り方 左右の乳頭の真ん中で、胸の真ん中にある骨の上に取ります。第4肋骨と同じ高さになります。 押す指 中指
- 気海(きかい)
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ツボの取り方 おへそから指2本分下に取ります。 押す指 中指
- 膏盲(こうこう)
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ツボの取り方 第4.5胸椎間から指4本分外に取ります。肩甲骨の内側縁の近くにあります。
※頭をやや曲げ、肩を固定して首を左右に動かすと、これに伴って動く突起が頚椎、動かない突起が胸椎です。第4.5胸椎間とは、動かさない突起の4番目と5番目の間となります。押す指 親指(人に押してもらってください)
- 労宮(ろうきゅう)
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ツボの押し方 手のひらの中央で、指を曲げたとき、中指の頭があたる部分になります。 押す指 反対の親指
- 内関(ないかん)
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ツボの取り方 手首(手のひら側)にある横線の真ん中から指3本分上に取ります。 押す指 反対の人差し指
- 公孫(こうそん)
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ツボの取り方 足の内側で、親指の付け根にある突起から骨に沿って足首の方へ指をなでていくと、指が止まるところに取ります。 押す指 親指
- 湧泉(ゆうせん)
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ツボの取り方 足の裏で、足の指を曲げたとき、中指の付け根から指2本分のところにできるくぼみに取ります。 押す指 親指
まだまだ、たくさんツボはありますが…一番大切なことは、やはり無理をしないということです。
自分のペースを大切にして、日々過ごしましょう。