くも膜下出血で発生する頭痛の場所とは

くも膜下出血は突然起こる非常に厄介な病気です。
ですが発症する頭痛の場所が決まっています。
今回はあまり知られていないくも膜下出血によって生じる頭痛の場所と特徴に関して紹介いたします。

くも膜下出血で発生する頭痛の場所

くも膜下出血は分岐地点の動脈の地点で発症します。
静脈は、心臓から送られた血液の脈拍の影響が無いため、動脈よりも発生頻度が少ないのです。

くも膜下出血による発症頻度の高い部分で有名なのは、分岐の多いとされるWillis動脈輪が好発部位といった地点で多く発生することが知られています。
脳を開かないで、私達が表面上の体の部位を触って認識することができる場所は、首と後ろの項のげんこつ一個分上の地点になります。
この箇所が、くも膜下出血の発症部位になります。

具体的な地点の名前は、中大脳動脈第一分岐部、 前交通動脈、内頸動脈後交通動脈分岐部、脳底動脈終末部になります。
この地点は心臓から送られた血液が、細い血管に分岐するための地点になるので、この場所が脳動脈瘤の発生の頻発部位になります。

くも膜下出血の発症部位

くも膜下出血の発症し易い血管の場所は、基本的に大きな血管の分岐の場所になります。
分岐する地点がありますが、この分岐している部位に血流が入ることによって瘤が形成されて非常に厄介な症状が発生します。
分岐している血徹は通常の血管の場所よりも直接、血流の圧力が当たるため、この部分が風船を膨らますのと同じ原理で、くも膜下出血が発症するのです。

また血管の分岐のうち先天的に頻発に発症する部位以外にくも膜下出血が起こった身内がいる場合は、基本的に、その部位の血管の形が似ていることになりますので、同じ部位でのくも膜下出血の発生の頻度が高くなります。
そのため、くも膜下出血の症状の頭痛かどうか見分けるためにも、健康診断で血管の形状を確認するといったような事も重要な事になってくるのです。
代表的に起こるくも膜下出血の地点に該当しないような場所で症状が出ている場合はまれですが、静脈が切れている場合もあります。
その場合は症状の進行がゆるやかなので注意が必要です。

くも膜下出血の頻発部位で発生しない場合とは

くも膜下出血で頻発に発症しない部位の場合は、本人が細菌性によって血管の壁が薄くなって、瘤ができてしまっている場合が該当します。
これを細菌性脳動脈瘤と言って、くも膜のしたの血管で細菌によって起こるくも膜下出血になります。

これは、暫く微熱が続いているといったような症状が起きた場合など、頭にウイルスが残っている場合に起こりやすくなります。
歯科や何らかの手術後に、菌が残っている状態で脳の血管に炎症反応を起こすことで発症します。

微熱があると言って長期間放置している場合は、こうした炎症によってくも膜下出血が発生します。
そのため、通常の発生頻度の場所ではないところでくも膜下出血が発症するのです。
また、外傷性の場合は、頭を打たれたことによってその地点のくも膜の下の地点の血管が切れることによって発症するのです。

くも膜下出血で発生する頭痛の場所のまとめ

くも膜下出血には、内因性で発症する場合で頻度が高いものは、脳のWiilis管といった、血管が輪になっているような場所の分岐の地点で発生します。
ですがそれ以外に発症する場合もあり、内因性としては、細菌感染によって血管壁が破壊されて発症するくも膜下出血の一種の細菌性脳動脈瘤外因性としては頭を強打したことによって発生する、外因性のくも膜下出血があるのです。
くも膜下出血は基本的に後頭部で激痛であることが多いのですが、感じたことのない痛みが発生した場合は病院に行くようにして下さい。

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