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統合失調症の人の性格は、内向的で大人しい人が多いとされています

統合失調症の人の性格は、内向的で大人しい人が多いとされています。
しかし、全員がそうではありません。
あくまでも統合失調症になりやすい人がそうであるというだけです。

1.統合失調症はどんな性格の人でもなる

これは遺伝の話になるのですが、現在の学説では、統合失調症になりやすい性格が遺伝されるのであって、統合失調症自体は遺伝されないものとされています。

今回はその真逆の持論を展開したいと思います。

知り合いで、社交的で、自分勝手で他人の気持ちを考えず、思いついたら直ぐに行動するような統合失調症の人がいました。
聞いてみると学校内でもそこまで問題はなく、むしろスクールカーストの上位にいたような人だったみたいです。
ただ、幻聴が聞こえてきたり、「幻聴が聞こえてきて人を殴って少年院に入ったんだぜ」と自慢していたり、「俺は病気ではない気がする」などと突然に話したり、完全に統合失調症の症状はありました。

何故そんな性格で統合失調症になったのかというと、母親が薬物依存症であったのと、統合失調症であったからだという事がいえます。

薬物依存は胎児に悪影響を与えます。
そして、統合失調症の遺伝説もまだ完全にはなくなったわけではありません。

そうした二点を考えると、誰にでもなる可能性はあるといえます。

そのため、どんな性格の人でも統合失調症になり得るのです。

2.統合失調症になりやすいのは

それでも、統合失調症になりやすいのは、「溜め込む」タイプの人です。

適切に人とコミュニケーションを取る事ができず、自分の悩みを溜め込んでしまうような人が統合失調症になりやすいです。
普通に生きる事ができれば、統合失調症になりません。
普通に生きられないから統合失調症になるのです。

大人しくて、相談する事が下手。

これも統合失調症になりやすい性格です。

また、「生真面目」、「自分の感情を表に出さない」、「考えることが好き」などの性格の特徴がある事もわかっています。

何事も真剣に取り組むのですが、周りにそれを察してもらえず、自分だけで思考を完結させてしまう人が、周り回って統合失調症になってしまうという事が考えられます。

よく真面目系クズという言葉が使われますが、本人は真面目にやっているつもりでも、周りと連帯しなければできる仕事もできません。
そこでプレッシャーを感じてしまい、溜め込んでしまい、統合失調症になるのです。

3.性格を誤解される事も

統合失調症の特徴に、妄想というものがあります。
そのため、統合失調症の人は、本当は被害を受けていないのに、被害を受けていると感じてしまう事があります。
そのため、被害妄想が強い性格だとか、攻撃性の高い性格だとか、誤解をされてしまう傾向があります。

しかし、そうしたものは薬で抑えればコントロールできるので、まずはそうした妄想を自覚して、周りに迷惑をかけないという事に気をつければ、誤解は解けるはずです。

統合失調症の人は大人しくて内にこもりっぱなしで独自の世界を作っているというイメージがあるかもしれません。
妄想や幻聴や独り言や幻覚やコミュニケーションが取れないなどでそうした世界観ができあがってしまっているのは事実ですが、それだけが全てではありません。
統合失調症だからこういう性格だという決めつけが最も怖い事なのです。
統合失調症の人には様々な人がいます。
そうした人を統合失調症という一括りで見るのではなく、その人個人としてしっかりと性格を見てあげる事が、統合失調症の人にとっての何よりになるのです。

性格は人で決めるものです。
病気が決める事ではありません。

それをしっかりとわかってほしいのです。
そうすれば、きっと統合失調症の人との仲良くやれるはずです。

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