アルツハイマーの方の対応として、孤独にならない環境づくりが大切

前回、アルツハイマーへの対応について説明しましたが、今回はその続きです。
前回のアルツハイマーへの対応はこちら

家族にアルツハイマーの方がいる場合、どのように接したらいいのか調べました。

アルツハイマーには刺激が必要!?

あなたがテンションが上がるくらい楽しいことは何ですか?
それは、日々の暮らしの中で適度な刺激を与えられ時に気分が高揚します。

人は誰しも趣味など、自分の心が安らぐ瞬間がありますよね。
アルツハイマーの方も同じです。
適度な刺激とは、趣味などのことを言います。
音楽を聴いたり、歌を歌ったり、自然の中を散歩するなど、心が穏やかになりますよね。

また、楽器を演奏することや、絵を描いたり、手芸をしたり、脳を活性化させることなら、尚本人にとって良い影響をもたらすでしょう。

趣味を行うことで、高い向上心を持ち続けるようになると更に良いです。

アルツハイマーの方が良い刺激に出会うために、介助者が良い機会を作ってあげると良い影響がでることでしょう。

音楽を聴く
アルツハイマーは音楽を聴く等、刺激が必要です

孤独厳禁

アルツハイマーの方は孤独を嫌います。一人っきりにしておくと症状が進行しやすくなります。

適度な刺激が必要と説明しましたが、趣味等をする機会がないと、気分も落ち込みがちになり、元気がなくなり、やがて寝たきりになってしまうこともあるんです。

上記のような事態を引き起こさないために、なるべく一人だけの時間を作らず、デイサービスを利用したり、家族でいる時間を多く設けたりして、本人の気持ちが落ち込まないようにする必要があります。

毎日の日々の中でアルツハイマーの方が孤独にならない環境づくりが大切です。

事故が起こらないように

アルツハイマーの方は、症状が進行していくにつれ、普段何気なくできていたことができなくなり、さらに症状が進行すると、想像もできないような行動をとることがあります。

その行動によっては、事故につながるケースもあります。
家の中で誤って事故が起きないよう、気をつけなければなりません。

家の中での注意点
転倒防止のために手すりをつける。(階段・廊下・トイレ・お風呂)
転倒防止のため階段に滑り止めをつける。
ガラスは、ガラス用フィルム等を張り、気づきやすくする。
刃物等は、目のつきにくい場所にしまっておく。

安心して暮らせるように配慮することが必要です。

アルツハイマーの症状として「徘徊」もあります。
迷子にならないための注意点と対応が必要です。

徘徊に対する注意点と対応
迷子にならないように名札や連絡先を記したものを衣服のどこかにつけておく。
GPSで居場所を特定するという工夫も可能です。

自治体や専門家、施設、ボランティア、近所の人など様々な助けを借りて、できるだけ介護する側の負担が少なくなるようにすることが必要です。

心にゆとりを

アルツハイマーの初期症状は、あまり負担にならず、心にゆとりを比較的穏やかに過ごすことができます。

しかし、アルツハイマーは進行性の病気です。症状は徐々に進んでいきます。それに比例して介助の負担も大きくなります。

ここで重要なのが、介助者の身体と心を壊しかねないということです。
結果悪い方向へしか向かわないのですから。

介助する方に心の余裕がなければどうなるのでしょう。
おそらく、アルツハイマーの症状に対して、苛立って、叱り付けたり、怒るなどをして、本人に不信感や不安感を与えてしまい、症状の進行を早めてしまいます。

重要なのは、介助者の心のゆとり次第で、アルツハイマーの方の症状の進行も影響が出るということですね。

上記のことより、介助者は一人で抱え込まないことです。
一人では無理ですよね。相談すべき人や協力してくれる人がいないと心に余裕が持てません。

しかし、一人で介助を行わないといけないときは、自治体や施設の介護サービスを利用することが必要です。
介助者が休息する時間も大切なのです。

本人と介護する側が穏やかに暮らせる日々が長く続くよう、心にゆとりを持ちましょう。

介助
アルツハイマーの対応として、介助者が心にゆとりを持つことが大切

人気の記事

サイトリンク

免責事項