うつ病の症状に悩んでいませんか?

日々の暮らしの中で、1日の折節に以下のような症状に悩んでいませんか?

  • ◎目覚ましよりも早く起きる
  • ◎身体がだるい
  • ◎新聞を見る気になれない
  • ◎着替えるのもおっくう
  • ◎とにかく元気が出ない

  • ◆やる気が出ない
  • ◆続かない
  • ◆集中できない
  • ◆簡単なミスがいつまでも気になる
  • ◆どうすればいいのか判断できない
  • ◆肩こりや頭痛が取れない
  • ◆夕方になると元気になり、ついつい残業してしまう
  • ◆気がつけばため息ばかりついている

  • △テレビを見てもつまらない
  • △夕飯のメニューが決まらない
  • △夕飯を食べる気がしない
  • △ベッドに入っても眠れない
  • △眠りが浅い

これらの症状には、精神的な症状と身体的症状が含まれています。

精神的な症状
気分が沈む
興味が湧かない
身体的症状
食欲が湧かない
眠れない

このような症状が現れた場合には「うつ病」の可能性があります。
それが治療の必要があるのかないのか、少し休養すれば回復する一過性のものなのか、自己判断するのは困難です。

うつ病患者の多くは、自覚症状として精神的な症状よりも身体的症状に悩んでいて、内科や外科・耳鼻科・産婦人科などを受診します。
受診して症状を医師に話せば、現今の医療制度では「まずは検査を」と言う事になります。

血液検査・尿検査・X線検査・CTスキャンやMRIの画像検査などの検査で糖尿病や肝臓障害・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)などの身体的な病気が発見されればその治療を受ける事になります。
しかし、「特に異常なし」となれば、さらに精密な検査を受けるか、とりあえず様子をい見る事になります。
そして、頭痛があれば鎮痛剤、眠れなければ睡眠薬、 が処方されたりします。

それでも症状が全く改善されない場合、20世紀の間は、「不定愁訴」とか「怠け病」という烙印を押されて、本人は無論の事周囲の人々にも残念な事になっていました。
それが21世紀に入ってから「うつ病」に関する情報がTV・新聞・週刊誌などのマスコミやインターネットなどで得られるようになり、「あなたはうつ病です」という正しい診断が行われるようになりました。

どのうような病気でも、「早期発見・早期治療(早く見つけて早く治療する)」が鉄則です。
「うつ病」の治療も同様です。
特に重症の患者は自らの命を絶ってしまうことの危険性が高いため、可及的に速やかに専門医の診療を受ける必要があります。

うつ病の症状

では、うつ病には具体的にどのような症状があるのでしょうか。

(1) 抑うつ気分
「憂鬱だ」・「落ち込んでいる」・「何の望みもない」・「なんとなく悲しい」等の本人の述懐もしくは半べそを掻いたような表情、憔悴し切ったような雰囲気が観察されて周囲の人間が気づきます。
このような症状は午前中に顕著で、午後から夕方にかけて治まる傾向にあります。
単なる宿酔と見られることがあります。
(2) 興味または歓喜の喪失
これまで楽しんできた趣味や活動に興味や喜びを持てなくなった状態です。
「年に2回のイベントを指折り数えて待っていたのが、カレンダーに印をつけなくなった。」・「深夜まで友人と趣味話をしていたのに、早々と布団をかぶって寝ている。」など、関心や欲求が顕著に低下してしまいます。
その変貌振りに周囲の人間が不安感を覚えるほどです。
(3) 食欲の低下→体重の減少
うつ病を患った方は一般的に食欲が減退します。
そのため、特別な食餌療法(ダイエット)を行っていないにもかかわらず体重が激減する事も珍しくありません。
「何を食べてもおいしくない」・「お腹がすかない」・「飯が喉を通らない」などといいながら、ついついツマミなしで酒を過ごしてしまう日々です。
(4) 睡眠障害
うつ病の諸症状の中で本人が「最も辛い」と言うのが睡眠障害です。
寝つきが悪くなるばかりではなく、せっかく寝付いても夜中や早朝に目を覚まして2度寝ができないと言う事が「頻繁に起きる、いや、すでに日常だ」ということになります。
そのため、熟睡感がなく、特に朝は体調が優れず、寝起きが非常に悪いと言う印象を周囲に与えてしまいます。
食欲と睡眠欲と言う生命維持に必要不可欠な要素に異常をきたしてしまうので、生命力はドンドン落ちていきます。
(5) 易疲労性・無気力
何もしていないのに酷い疲労感を感じたり、身体が重くて体の芯に鉛の塊が入ったような強い倦怠感を感じます。
気力が低下して何もする気が起こらず、布団の上げ下ろしや服の脱ぎ着のような日常的なことさえ異常に時間がかかってしまいます。
本人はなんとかしなければと思うのですが、その「なんとか」をする気力すらない状態です。
(6) 思考力・集中力の低下
注意力散漫状態になり、集中する事ができなくなります。
そのため、仕事や家事が発病前のように進まなかったり、できなくなってしまいます。
判断力が低下してしまい、何をするにもあれこれ考えしまうので何も決められない状態に陥ります。
これがうつ病患者特有の悲観論につながり、やめなくても良い会社を辞め、めなくても良い結婚生活をやめてしまいます。
(7) 自ら命を絶ってしまいたいと思う願望
気持ちが沈んで、つらくてどうしようもないため、「いっその事この世から消えてしまった方がましなんじゃあるまいか」と思ってしまうような症状が現れます。
うつ病で最も留意しなければならないのは患者が自らの命を絶ってしまうことです。
一般的に、うつ状態真っ盛りの沈みきった状態では自らの命を絶ってしまうことをする気にもなれないし行動力も喪失状態です。
ですが、少し症状が軽くなると、行動力が蘇っているだけに、世から消えてしまいたいと言う感情が湧けば、即刻実行に移してしまいます。
時とところを選ばず、自らの命を絶ってしまうことへの衝動が湧いてきます。
自らの命を絶ってしまうことに強い思いを抱いている患者は、可及的に速やかに入院して四六時中監視下に置いて治療に専念しなければなりません。

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