うつ病の診断書

心療内科・精神科・神経科に赴き、医師に症状を説明又は問診書(初診の場合)へ記入する事で大概の場合診断書を申請すれば得られます。
問診内容は概ね下表の通りです。

  • ①基本情報(現住所・氏名・年齢・連絡先 etc..)
  • ②症状概要
  • ③発症時期・症状の継続期間
  • ④平均睡眠時間(熟睡の可否)
  • ⑤食欲の有無・体重変化の有無
  • ⑥過去に患った病気の有無
  • ⑦現在、他の病気の為、薬を服用しているかの有無
  • ⑧過去に他の病院(精神科)に通っていた事が有るかの有無
  • ⑨家族に同じ症状だった人の有無
  • ⑩飲酒・喫煙の習慣の有無
  • ⑪この病院を知った理由

うつチェックシート

①朝の起床に苦痛を生じる。 精神科
②会社・学校などに行きたくない。 精神科
③時折、吐き気を催す。 心療内科
④何事にも気力が沸いてこない。 心療内科
⑤イライラしている。 精神科
⑥何事に対しても億劫に成る。 心療内科
⑦自分で命を絶ってしまう願望を持っている。 精神科
⑧食欲が無くなる。 心療内科
⑨不眠症状や生活バランスが保てない。 精神科
⑩体がだるい。 心療内科
⑪疲れやすい。 心療内科
⑫何事にも興味・関心が持てない。 精神科
⑬特定な事柄ではなく、何となく気が落ち込んでいる。 精神科

新型うつ病の診断

心療内科
体に症状が現れるが、内科の所見では正常である場合。
精神的問題が体に現れると思われる場合が診療対象。
精神科
不眠・イライラ・不安・気落ち・妄想・幻聴・無気力・自分で命を絶ってしまう願望など、心に症状が強く現れる場合が診療対象。
神経科
神経系の不具合により体に現れる症状が対象。
チック症や体の傾き・振るえなど。

厳密には上記の様に診療対象が分別されていますが、一定規模以上の病院施設では精神・神経・心療内科がセットで対応されています。
人によっては占い館の様な施設を創造するケースも在りますが、基本的に病院なので歯医者や眼科など同様、明るい間取りで清楚な空間です。
クリニックと病院の違いは、規模の大きさと病床設備が有無とその数量です。
従って、敷居は低く心が不安定な程度でも往診してもらえます。

クリニックの長所
駅前など利便性の良い所にある場合が多く、比較的症状が軽度で明確な場合は適しています。
気力が無い場合などアクセスのし易さ、来院後の待ち時間の短さも利点に成りえます。
総合病院の長所
基本的に(予約に)融通が利かない。
症状が肉体や神経系にも及んでいる場合や症状の悪化に伴い入院が必要と思われ場合に有効です。

クリニック又は精神科も基本的に予約制を採用されており、予約日が、うつ症状によって部屋から出られない時は苦痛に成り、皮肉な事に心の負担が大きく成る場合もあります。
この様な場合、理想としては飛び込み可能な診療体制です。
しかし手続きから診療待ち時間が極端に長く成るデメリットも避けられません。

うつ病の症状の経過

うつ病の症状の経過
前駆期 うつ病に掛かり始めの段階。
気力が萎えたり、これまでスムーズの出来ていた事に対しても戸惑う事が徐々に多くなる。
精神状態も焦りや自責の念に浸り集中力の減退と共に感情的に成る事が増える。
この段階で来院し適切な措置を受ける事で予後状態も良好で済み回復もスムーズです。
しかしこの段階では発病を意識する人は殆ど無く放置されるケースが殆どです。
極期 うつ症状がはっきり現れる段階で知人や家族にも必用な支援を求める事さへ出来なく成る。
一日中塞ぎ込んでいて返事も禄に出来ない状態で周囲の人が様子の変化に気付くます。
大概はこの段階から専門医に連れられ治療が開始されます。
回復期 徐々に回復していく過程で、病状は一進一退の繰り返しです。
注意事項として、自ら命を絶ってしまうことはこの段階が極期よりも多く周囲は配慮する必要が有ります。
中間期 略、回復した状態です。
条件つきで社会生活も可能です。
しかし無理なスケジュールでストレスを蓄積する事でうつ病の再発も有り得ます。
心身への対応に気遣う必用があります。

非定型うつ病チェック

旧来では存在しなかったうつ病の種類で、専門医の間にも誤解があり、症状としては自律神経失調症、境界線人格障害、パニック障害と診断されるケースも在ります。
内臓検査から診断結果に特に異常が認められない事から最悪の場合、詐病扱いされる事もあります。
特徴は20、30歳代の女性に多く見られる、うつタイプで食欲不振や睡眠不良と言った症状は全く見られません。
当然罹患者もかなり症状進行するまでは変調を意識していても、うつ病である事は気付かない事が多い様です。

罹患者の主な特徴
起伏が大きく、躁状態の時の活動的で表情が異常なまでに明るくなる
『お天気屋うつ病』『神経症うつ病』とも呼ばれ、普段はどんより沈んだ表情が多い反面、何か楽しい事があるとそれまでの不調が嘘の様に消えて気分が晴れ渡り、うつ症状乃至は躁状態に於いても症状持続が乏しい。
他人からの一言に重圧を感じる
対外的な自己評価について必要以上に敏感で人前では常に緊張状態に晒されている。
自分自身の考えや欲求を出さず人を優先する性格で、必然的に抑うつ状態へ向かいます。
環境的には幼い頃から親からの過干渉を受け、それに適応した結果出来あがった人格と考えられる。
第3者からの受止めは概ね良好である。
人の言う事を素直に聞き分け、責任感も強く、他者に甘えたり、協力は求めず、基本1人で解決を測る。
プライドとして「他人に優しく、自分には厳しく」貫徹した生き方を実践している。
定型うつ病の特徴
メランコリー型うつ病とも呼ばれ、一般的な「うつ病」を言います。数週間~数カ月間は就寝不足、食欲不足が続きます。
その後、特段の出来事とは関係なく通常の精神状態(病前の状態)へ徐々に回復する。
非安型チェックリスト
  • ①楽しい事があると気分も明るく成る。
  • ②食欲が増して体重が増した。
  • ③隅眠時間が十分であっても寝足りなく、スッキリ起床する事が略ない。
  • ④疲労感と共に手足が非常に重く感じる事もある。
  • ⑤夕方~夜に亘ってうつ傾向が強く現れる。
  • ⑥他人の表情が異常に気に成る。

うつ病社会復帰

本来は焦らずにゆっくり治癒する事がベストです。しかし治療にも生活にも収入が必要に成ります。
健常者でも職に付くのが難しい時代の折り、うつ病のハンディを持った状態での就職はより困難が予想されます。
この様な悩みがストレスに成り、うつ症状を悪化させると思われます。
そこで発病から社会復帰までの流れが重要な意味を持つ事に成ります。

下のフローからも解る様に色々と就職活動試みて、それでも上手くいかない場合はリハビリ等継続して悪化させない様に心掛ける様に支持しています。
又吟味の末、労働条件に満足いかない場合は仕事探しを再試行する様に促しています。

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