統合失調症の寿命に関する2つのポイント

夜勤をしている人の寿命は平均よりも短いというデータが、公務員のデータから正確にわかっています。
平均寿命は世界一というデータが正確に出ている日本だからこそ、様々な平均寿命が割り出されています。
それでは、統合失調症の寿命というのはどのくらいのものなのでしょうか?

1.統合失調症患者の平均寿命

一般的な平均寿命の約80%と言われています。
つまり普通の人ならば100歳まで生きるところ統合失調症ならば80歳までしか生きられないのです。

また、平均寿命とは亡くなる確率が大きく関わっているといわれています。

例えば何故日本が日本よりも裕福なアメリカよりも長寿かというと、もちろん食文化の違いなどもありますが、赤ちゃんの亡くなる確立が低いからだといわれています。
アメリカは医療保険の欠陥などから、滅多に病院に通う事がないため、出産の際の亡くなる確立が日本よりも高く、0歳で亡くなる人の数が多いため、日本よりも断然に平均寿命が低いといわれているのです。
逆にいうと、日本は0歳で亡くなる人の数が少ないからこそ、長寿大国といわれているのです。

ただ、そんな長寿大国である日本でも、統合失調症の人の平均寿命までは保障できていません。
生きている途中で自ら命を絶ってしまう人、そして、様々な理由が関わってくるのです。

2.平均寿命が短い原因

統合失調症患者の平均寿命が短いのは、一つには薬の影響があると言われています。
特に多剤投与の場合心臓疾患にかかる可能性が高くなっています。
やはり、薬というものは、精神疾患の症状を抑えるためには必要なものですが、体には有害なものです。
様々な副作用が出てきます。
日常的に薬を摂取しなければいけない統合失調症の人が、平均寿命が低いのは当たり前なのかもしれません。

そして、寿命が短い原因として、統合失調症患者の生活習慣が挙げられています。
高い喫煙率は、心臓疾患につながります。

そして、不規則な生活を送っている事も多いです。
睡眠障害を患って昼夜逆転している人もいるのですが、それ以上に精神的に不安定であり、そのせいで寝る時間などがバラバラになっている人もいるのです。
また、働いていない場合は、眠気がくるまでずっと起きているという事もできるため、「好きな時に寝て、好きな時に起きる」というような生活をして、不規則に生きている人も大勢いるのです。

そして、栄養バランスの悪い食生活をしている人もいます。
統合失調症の人は生きる意欲がなく、料理などを自分でしない人が多いです。
そして、外食に出かける意欲もなく、冷凍食品やコンビニ弁当などのできあいの食事をしている事も多いのです。
そうした食生活をしている内に、平均寿命が短くなってしまうという可能性も考えられます。

そして、入浴しない、歯を磨かないなどの不衛生さも平均寿命として挙げられます。
日本人は綺麗好きとして知られていますが、それは平均寿命の高さに貢献しています。
欧米などでは風呂は週2回などの刑務所並みの生活をしている人も数多く、アジアの発展途上国などでも同じような現象が見られます。
生きる意欲を失くして自暴自棄になっている統合失調症の人にはそうした不衛生な環境を自ら作り出してしますのです。

また、自ら命を絶ってしまう確立の高さも平均寿命に影響しています。
自ら命を絶てばその分、平均寿命は下がります。
若くして亡くなるわけですから、かなりの影響力を出します。
統合失調症になると、その苦しみから自ら命を絶ってしてしまう人も多くいます。
そうした人たちが平均寿命を下げているのです。

さいごに…

統合失調症は確実に平均寿命が低いです。
しかし、自分の生活習慣の改善で幾らでも自分の寿命をコントロールする事ができます。
統合失調症になってしまった人は、まずは自分の生活習慣の改善を試みてください。

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