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緊張型頭痛の症状 - 突然・トリガーポイント・頭皮・頭頂部・長引く -

緊張型頭痛の痛みは突然やってくる?

突然激しい痛みに襲われる片頭痛とは異なり、気がつくと、じんわりと痛み始めているのが緊張型頭痛の特徴です。

緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の疲労が原因で痛みが発生します。
そのため、一日のうちでも朝や昼間は比較的症状が軽く、心身ともに疲労がたまってくる夕方や夜になって痛みが悪化する傾向があります。

夕方

ズキズキとした鋭い痛みではなく、重くのしかかるような痛みがじわじわと続きます。
緊張型頭痛の痛みは、突然痛くなるというよりは少しずつ痛みだしてくる場合が多いのですが、痛みの感じ方は人それぞれです。
緊張型頭痛でも、突然の痛みと感じる人もいるかもしれません。

緊張性頭痛に対するトリガーポイント

トリガーポイントとは、筋肉の凝りや傷みが最もひどい部分のことです。
筋肉の凝りや痛みがひどい部分から痛み物質が放散され、痛みが広がっていきます。

緊張型頭痛の場合は、僧帽筋にトリガーポイントがあることが多く、ここに麻酔を注入するトリガーポイント注射を実施すると症状がやわらぐことがあります。
僧帽筋とは、首から肩甲骨の下にかけて位置する筋肉で、僧帽筋に負担がかかると肩こりになり、緊張型頭痛の原因となるのです。
トリガーポイント注射では、痛みの根本となるトリガーポイントの痛みを軽減することで、全体に広がる痛みをなくしていきます。

緊張性頭痛で頭皮まで痛く辛い

緊張性頭痛は首や肩のコリを伴うのが特徴ですが、首や肩のコリが原因で頭皮が痛くなることがあります。
これは頭皮神経痛と呼ばれるもので、首や肩の筋肉が凝って血流が悪くなることで溜まった老廃物が神経を刺激することで起こります。
頭皮にピリピリとした痛みがある場合は頭皮神経痛の可能性があります。
緊張型頭痛と同じように、首や肩の筋肉の緊張状態が原因となりますので、首や肩の筋肉を緩めることで症状が軽くなります。
心配のないものが多いですが、脊椎の腫瘍や脳腫瘍などの病気が原因となっている場合もあります。
頭皮神経痛で頭皮の痛みがひどい時には、脳神経外科を受診しても良いでしょう。

頭頂部の頭痛は緊張性頭痛?

頭頂部を含む頭全体に重い痛みを感じるのが緊張型頭痛です。
頭頂部とは頭の上部の広い範囲を指します。

緊張型頭痛では、首筋から後頭部にかけての鈍い痛み、頭頂部や側頭部の周りを締め付けられるような痛みがじわじわと続きます。
頭頂部の痛みに加えて、肩こりがひどい、目の疲れを感じる、全身がだるい等の症状がある時には、緊張型頭痛の可能性があります。
頭頂部が痛くなるのは緊張型頭痛だけではありません。
頭頂部にズキズキとした激しい痛みがある場合は片頭痛の可能性があります。
頭皮神経痛の場合は頭頂部にピリピリとした痛みがあります。
頭頂部に突然殴られたような痛みがある場合は脳出血かもしれません。
このように同じ頭頂部の痛みでも、痛み方やその他の症状により原因が異なります。

長引く頭痛の症状は緊張型頭痛?

緊張型頭痛は激しい痛みはありませんが、鈍い痛みが数か月から1年以上も続く場合があります。
緊張型頭痛ではその痛みがストレスとなって、さらに痛みを引き起こす、という痛みの悪循環に陥ってしまうことが多く、そうなると症状が長期間にわたり続いてしまいます。
頭痛が長く続く原因には、緊張型頭痛、片頭痛、後頭神経痛、副鼻腔炎、緑内障、帯状疱疹、脳内出血、脳梗塞など様々な病気が考えられます。
頭痛の原因により治療法や対策方法が異なりますので、頭痛の原因を明らかにしておくと安心です。

また、緊張型頭痛で頭の痛みが長く続いている時でも、痛みが強くなったり、いつもと違う痛み方をしたりする時には注意が必要です。
突然の激痛や麻痺などがある場合にはすぐに病院に受診しましょう。

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