くも膜下出血の再発

はじめに

一度ふさがった出血が、再度出血することはよくあることのようです。
理由は様々のようですね。それでは、再発についてお話していきたいと思います。

再出血はいつごろ?

再出血は大体でしょうが早い段階から2週間位迄の早い期間に一度おさまった出血が何かのきっかけで再度出血してしまうようです。
再出血してしまうと非常に危険な状態に陥ることが多く、これによる亡くなる確率は60%位だと言われているようで非常の高いと言えるでしょう。
脳動脈瘤が破裂しないことが再発の不可欠と言えるでしょう。

再発率はどのくらいか

いろいろな調査などの結果がありますが、早い時期に再発される傾向のようで半年から1年位で30から60%のようです。
それで10年後で約80%という再発率があるようです。
とくに、70歳以上の方が手術されて退院時は健康状態が良かったとしても5年後には30%位は自立で元気な健康的な状態ではないといったことも聞かれます。
よって入院して無事退院しても、必ず病院へ定期的健診が必要ということになりそうです。

なぜ再発するのでしょうか

手術が成功したとして再発はしてしまうようです。
理由は様々ですが、考えられるところは、まず、手術した時点で脳動脈瘤の状態が小さく破裂していないものにつては経過処置や破裂しないように血管内手術(脳動脈瘤の内部にプラチナ製のコイルを入れて破裂を防ぐ処置)をしたりします。
ではなぜ再発するのでしょうか。

再発の原因1
時間の経過や入院時の手術の時に分からない所の血管の損傷が出来ていて、そこから出血する。
または、開頭手術の為の感染症等もあります。
再発の原因2
未破裂脳動脈瘤で経過処置となったものが時間の経過とともに大きくなたり、精神状態が不安定になりこれによって生活的なストレス(不規則な生活や飲酒や喫煙が増えるなど)が原因となり、高血圧などの状態が続き血管に負担がかかり未破裂脳動脈瘤が破裂してしまう。
*未破裂脳動脈瘤の破裂可能性について
健康な方でも100人のうち3から5人くらいと言われ、また1年間のうちで破裂する未破裂脳動脈瘤は2,3人のようです。この結果からみると意外と低い感じを受けると思います。
再発の原因3
脳動脈瘤の予防処置の結果で起こるもの。クリッピング手術(開頭手術)によるもの。(1と同様の理由です)脳内血管内手術(コイル塞栓術)による血管損傷による出血。施術時点による血管損傷と、長期間体内に保持保存時点時に生じる血管損傷による出血。
これらの出血に伴って血栓(かさぶた)となり、脳に栄養が送れなくなる為に脳梗塞も誘発する可能性がるようです。比較的新し治療法なので経過観察がより必要となることです。

まとめ

くも膜下出血の再発は、いったん出血したところがかさぶたとなって一時的に止まっても病院搬送後のすぐの段階48時間以内で起こる可能性が高く、再出血する前に手術をして出血しないように処置できるかどうかがまず1番始めの予防のようで、症状が安定した時でも定期的に病院などに受診して経過を観察することが再発の防止となりそうです。
それから、くも膜下出血してしまったといっても過剰に神経質にならず、家族や医療関係者とのやり取りなどにより精神的な負担も少なくすることも再発の防止の担い手となりそうです。

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