統合失調症の付き合い方

患者に対する家族の対応【ステージ(前駆期~回復期)別対処法】

患者の症状
時折、奇行を起こす。在る筈の無い事に拘る。
徐々に様子に変化が視られ、生活習慣が乱れて行く
発症期
  • ①速やかに医療専門家から適切な情報を得る。
  • ②躊躇なく病気である事を本人は元より家族も認め、早期回復の為に次善の策を執る。
  • ③患者が興奮している時は周囲の人もけがをしない様安全を確保して置く。
  • ④患者を騙す形で精神科へ連れてこない。
  • ⑤まだ起きていない事柄を勝手に作り出して患者の不安を掻き立てる様な促しを避ける。
  • ⑥患者の言動を尊重しながらも、受診の必要性に関し一貫した態度を執る
  • ⑦症状が安定している時など考慮した上で根気強く受診を行く様に促す。説得する場合はゆったりしたペースで行う。
  • ⑧患者の話に論理性(つじつま)が無くとも、言い分に耳を傾ける。
  • ⑨家族は患者当人を本当に心配している事を真摯に語る。
  • ⑩患者への病名告知は、タイミングを測って言う完治(寛解)までのプロセスを具体的に説明する。
  • ⑪在宅治療の場合、現実的な範囲で患者が静かで、リラックス出来る環境を用意する。
入院
  • ①入院に向け色々な準備に追われ家族も冷静さが失われている場合もあり、その辺は各自留意する。
  • ②患者は環境変化によって過敏反応を見せる事が間々あります。しかし当症状は薬物治療により改善されます
  • ③見舞う時は患者を焦らせず、長い目で見守る様に対処する。
  • ④物事の大小に拘わらず、患者との約束は守る様にする。(信頼感の構築)
  • ⑤患者に同情するあまり、家族も一緒に病気に振り回されしまない様にする。
退院後・社会復帰
  • ①発病時の陽性症状(興奮)が覚めて陰性症状で在宅ケア―に移行します。その症状が元で意欲減退やひきこもりはむしろ陰性症状の特徴で抗精神薬の効果である為、一時的です。反抗期の子供を指導する様に妄想現象などを頭ごなしに否定せず、又は妄想に関して直接的な感想を避けます。まず現実的な”辛さ”を共有する姿勢が有効です。
  • ②チック症、あかちゃん返り、無頓着などの発症する場合もある。
    ストレートな回復よりも、《揺り戻し》という再発を幾度か繰り返す場合もあります。大概は軽症状なので、家族は落胆せず、患者の前では前向きな姿勢を示す。
  • ③患者本人が出来る事を自分で行い自立心と自信を持てる事《回復イメージ》を一つゝ増やして行く。
    過干渉に成るより見守る姿勢が有効な様です。
  • ④ある程度,容態が安定して来たら、患者自身が無理のない形での短期目標と現実的に理想とする長期目標を持たせる。
  • ⑤患者に寛解という形での回復と完治の違いを理解させ、薬の服用管理が重要である事を説明する。
  • ⑥家族などサポートする側が無理を重ねて共倒れする前に、公共の支援サービスなどに相談する。
『回復イメージ(回復のきっかけと成りうるポイントの事)』の例
  • ①チック症(ジズキネジア・ツゥレット)の場合など、行動に対して少しでも抑制出来た時。
  • ②妄想・幻聴の症状は有するが、それらに支配される事なく現実感を持って理性的に対応出来た時。
    妄想など見える事が問題という事より、現実では無い事を患者本人が、理解し理性的に対応が出来た時
  • ③入院を避けたいと言う生理的な感情より、病気の寛解に向けて前向きに考えられる様に成った時。
  • ④解体型の症状で滅裂な会話であっても話が噛み合う場面があった時。
  • ⑤妄想の内容が不快・恐怖的内容から、和んだりする内容に変化した時。
  • ⑥家族を思いやったり、感謝の思いの丈を伝えられる様になった時。

テレパシー

テレパシー(感覚外知覚・特殊情報伝達)、テレポーション(本人と付帯する物の超常的移動)、アポーツ(本人以外の物の超常的移動)、透視、マクロpk=サイコキネシス(スプーン曲げ、自動書記、物体の非科学的移動の様に視覚的に判りやすい力)/ミクロpk=サイコキネシス(乱数発生器という1と0をランダムに発生させ1又は0の連続発生と社会的現象との関係を探る地球意識プロジェクトの研究対象) 、RAP(騒音現象)、PSPK(再起性偶発的心物相互作用現象=ホラー映画などで展開される悪魔が取付いた時の状態)現象、霊感の類は超心理学の研究対象で心理学では、妄想、膨張現象の反映や空間配置の誤認知という結論が決まっており例外なく原因は統合失調症という事に成ります。

脳内にはドーパミン・ノルアドネラリン・セロトニン等に代表される分泌物が神経細胞(シナプス)の端部にある受容体に付着して普段は非接触状態の他のシナプスとの間を結合させ、記憶の出し入れや物事を想像したりさせます。
その分泌が暴走すると脳機能に不具合が生じ、妄想・膨張や心物相互作用を誘発させます。
発症の原因は概ね、外因性(薬物・アルコールの継続使用)と内因性(遺伝の関係)が在ります。

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