統合失調症の人は糖尿病になるリスクが高い

統合失調症の人は糖尿病になるリスクが高いといわれています。

精神の病気である統合失調症と、肉体の病気である糖尿病はあまり関係のないように見えます。
しかし、実際にはかなり綿密に関係性があるとされています。

それは何故でしょうか?

不規則な食生活

統合失調症の人は、不規則な生活を送っている人が多いです。

実家暮らしの人はまだ家族が食事のコントロールをしてくれているのでいいのですが、自分独りで生活しているとなると、自炊をする能力がありません。
自炊をする気力もありません。
統合失調症の特徴として生活能力が低くなるというものがあり、自分で料理をするという事ができなくなってしまっているのです。
そのため、ただコンビニ弁当やファーストフードなどを買って、それで済ませているという人も多いのです。

ある映画で、ファーストフードだけで1か月生活してみたらどうなるかというもので、結果的に10キロほど体重が増えました。
体重が増えるという事はそれだけ糖尿病になる可能性も高くなるのです。

また、朝食を作るのが面倒という理由で1日2食か1食で生活している人もいます。
相撲取りは手っ取り早く太らせるために、1日2食しか食事を取らないそうです。
そうした太る食べ方をしているという統合失調症の人も、糖尿病になりやすいものとなります。

薬の影響

薬の影響で、糖尿病になりやすくなっている事もあります。

薬の中には様々な副作用を持ったものがあります。

その中で食欲を増進させる働きがあるものもあります。

処方される薬によっては、不安を抑える薬として非常に効果がある薬で、統合失調症の人に多く処方されています。

ただ、副作用があります。

それは喉の渇きと飢餓感を感じる薬もあります。

そうした副作用から暴飲暴食に走ってしまうのです。
糖度の高いジュースを飲み、間食にポテチを食べ、食事はもちろん大盛りで、というような食生活を送ってしまいがちです。

糖尿病のリスクを考えれば、別の薬に変えた方がいいかもしれません。

他にも糖尿病になりやすい薬というのは、幾つかあります。
そうした薬は、薬局がくれる処方箋に、「糖尿病の人は医師と相談してください」という記述がなされています。
そうした薬は、糖尿病が心配な人は止めておいた方がいいでしょう。

精神科の薬は精神を安定させるためにどうしても必要なものもあります。
しかし、副作用と照らし合わせて、どちらを取るかしっかりと見極める必要があります。
ただ、言われるままに薬を飲んでいてはいけません。
薬についての知識が必要になってくるのです。
薬について、自分で研究して、自分で調整する事が重要になってきます。

過食症の傾向

統合失調症はストレスを溜め込む事によって起こるとされています。

つまり、統合失調症の人はストレスを上手く発散する方法を知らないのです。

ただ、誰でも知っている楽しみがあります。
それは食べる事です。

そうした傾向から、過食傾向になってしまう人も多くいます。

食べてストレスを発散させようとするわけですね。

そうした人は、食べる事によってストレスを発散しようとします。
それで必要以上に食べてしまうのですね。

そうした結果、糖尿病になる可能性も高くなってしまいます。

最後に

統合失調症は様々な理由から糖尿病になりやすいです。

糖尿病というのも、統合失調症と同じく完治という概念がない病気です。

なってしまっては一生付き合っていかなければいけません。

統合失調症に糖尿病。

その二つを抱えて生きていくには、非常に難しいものになっています。

なるべく食生活を整え、糖尿病にならないように気をつけてください。

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