統合失調症の診断に関する3つのポイント

統合失調症の診断をもらう方法は幾つかあります。
統合失調症である人もまずは診断をもらわないと治療を受ける事もできませんし、必要な支援を受ける事もできません。
では、どうすれば診断をしてもらえるのでしょうか?

1.ありのままをいえば大丈夫

まず、自分の症状をありのまま話す事が大切になってきます。
自分の症状をそのまま伝え、それが統合失調症であるのならばそう診断されます。

この際、統合失調症でないのに統合失調症であると診断されてしまうようにならない事が重要になってきます。
医師は誤診をしないかと言うと、必ずしもそうとはいえない場合もあります。
特に精神科であると診断が難しいのです。
そうなるとなんらかの精神疾患にかかっていたとしても、統合失調症の治療しか受けられず、いつまで経っても病気が改善しないという事にもなりかねません。

また、統合失調症であるのに、統合失調症でないと診断されるのも、避けた方がいい事態です。
統合失調症であるのならば、きちんとそう診断してもらえるように、自分なりの症状をはっきりと伝える事が重要です。

自分の症状というのは、統合失調症の場合ですと、あり過ぎて訳がわからないという事もあります。
これは気のせいなのか、症状なのか、それすらもわからなくなっている事も多々あります。

そのため、メモに箇条書きしてみるのも一つの手です。
まずは自分の中で整理してみて、そこからメモを頼りに診断を受けてみると、より効率的に進みます。

2.診断をしてもらうメリット

まず、診断によって治療ができます。
診断がなければ治療を開始する事もできません。
専門的な治療を受けるには、まずは病名が必要になるのです。

統合失調症という病名があって、初めて、統合失調症を治療できます。

自分の体質に合ったもので統合失調症に効く薬を、模索してくれるようになります。

そして、公的な援助を得る事ができます。

精神障碍者年金などの年金をもらえる他、自立支援医療などで診断料を無料にしてもらう事もできます。
様々な援助を受ける事ができるのです。

国は精神障碍者に対してネガティブなアクティブをしているわけではありません。

必要ならば支援をしてくれるのです。

3.診断してもらうポイント

やはり大きな病院で診断してもらうのがいいでしょう。
駅前のクリニックなどは3分診断で、薬だけを出すのを目的としています。
そのため、鬱や不眠などに特化した診断をしており、患者側も薬の知識が必要になってきます。

そうしたクリニックだと統合失調症という複雑な病気に対して真剣に治療をしてくれないという事も考えられます。

やはり、大きな専門の病院に通う事をおすすめします。

特に精神科を専門的に行っているような大きな病院です。
大学病院のような専門的医療を提供してくれる場所が近くにあるのならば、そこにした方が断然にいいです。

大きな病院というのは、やはり自分の専門性に誇りを持っています。
統合失調症のような複雑な病気でも専門的に対応をしてくれるはずです。

やはり統合失調症は幾つもの症状を抱えている状態となり、それに対応するために必要最低限の診察時間が必要になってきます。
そして、お医者さんの的確な判断が必要になってくるのです。
そうした判断ができるのは、大きな病院だけです。

自分が病気なのではないかと疑って、診断をするまでにはかなりの勇気が必要になってきます。

幾つかの準備は必要です。
心構えも必要です。

ただ、それさえ乗り越えてしまえば、治療を行い、回復への道を辿る事がほとんどです。

中にはいいお医者さんと巡り合えないなどの事もありますが、統合失調症に対して真摯に向かい合ってくれるお医者さんに巡り合えば、診断をしてもらって良かったと思えるようになります。

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