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自律神経失調症にならないための対策とは
病気は生きていたら、付き物になってきますが一番良いのは、なる前に予防や対策をするべきです。
これから、自律神経失調症の対策を紹介します。
自分で出来る自律神経失調症の対策
もしあなたが、自律神経失調症かもしれないと自分自身を疑ったとき、どうしますか?
もちろんまずは病院に行って重大な病気じゃないかと調べることが重要です。
検査で異常がなければ、おそらく自律神経失調症です。
そのため、次は自律神経失調症の専門家に診てもらう必要があります。
しかし、自律神経失調症も軽いものであれば、自宅で改善を試みるという選択肢もあります。
「自律神経」の乱れによって起こる不調が自律神経失調症の原因です。
ということは、乱れた自律神経失調症を修復する対策をしてあげれば良いということです。
原因となるもの、例えば大きなストレスなど何か心当たりがある場合には、それに対して対策をしてあげることがてっとり早い方法といえるでしょう。
また自分自身でも気がつかない原因もあります。
例えば夜型生活、睡眠不足、食生活の偏りなどの生活習慣などは気がつきにくい原因です。
これらの原因は、ある程度の正しい知識が必要ですので、これから紹介することを実践し、自律神経に関する知識を身につけて自律神経失調症の対策をマイペースに行ってほしいと思います。
- 乱れた生活習慣は自律神経失調症の原因のひとつです。
生活習慣の話に戻りますね。
人間はもともと、日中は自律神経のうち、心身を活動的にする交感神経が活発になるようにできています。
そして、夜には心身をリラックスさせる働きのある副交感神経が活発になる仕組みがあります。
この人間本来のリズムに反した生活習慣を送ることで、自律神経は乱れてしまいます。
それが自律神経失調症の始まりです。
ですから、夜はぐっすりと眠れるように、仕事のことは考えず寝床に入るようにしましょう。
現代人は慢性的な睡眠不足になっている人が多い傾向があります。
そのため、睡眠を自分が満足するだけとるだけでも自律神経失調症の対策としてかなり有効になります。
そして、自律神経失調症を食べ物で対策をするという方法もあります。
地元のもの、旬のもの、新鮮なものを食べることが重要です。
現代は輸入ものの食べ物、ハウス栽培や遺伝子組み換えなどで季節が外れた食べ物、添加物の入った加工食品や保存料が入った食べ物が多いです。
これらの食品も栄養素の問題で、自律神経に大きな負担をかけています。
また、刺激というのはストレスになります。
自律神経失調症の方は、カフェインやトウガラシ、塩辛いものなどの刺激物は口にしない方が良いでしょう。
- 刺激の強い物も自律神経失調症の原因のひとつです。
自律神経失調症の対策は生活習慣、食生活などのライフスタイルを改善することが一番大切です。
まずは、深呼吸して、自分の抱えてるストレスを解決しできるだけで良いのでポジティブな毎日を送ってください。
自律神経失調症の予防法
①毎日の規則正しい生活
- 「規則正しい生活」
- これはとても効果がある自律神経失調症の予防になります。
しかし現代人は働き過ぎ、極度のストレスによる不眠など規則正しい生活が出来ない方が多い傾向があります。
そのため不規則な生活の積み重ねによる自律神経失調症の発症が大変多いです。
まず一番に始めてほしいことは、早寝早起きです。
次に1日3食、バランスよくきちんと食べるということです。
朝食を抜いたり、偏食など食事をないがしろにする生活が続くと栄養のバランスが崩れて、体の抵抗力や免疫力が落ちてしまい体調が悪くなってしまい苦しくなります。
食事は自律神経にとても影響を与えます。
出来るだけ、毎日の食事を楽しくおいしく食べれる時間を作ってください。
朝が苦手な方も無理をしない程度に何か口にして一日をむかえたら良いでしょう。
②十分な睡眠をとりましょう
睡眠は脳や体の疲れを回復させると同時に、生活リズムの基本となるものなのでとても大切です。
人間には「体内時計」とも言われる特別な時計が体の中にあります。
その体内時計は1日を基準として動いていて、昼夜のリズムに合わせて休息と活動のリズムをつくり、眠る時間も設定されています。
この体内時計を操作しているものが、脳の視床下部です。
つまり視床下部が交感神経、副交感神経の切り替えをしているので、体内時計と自律神経は深い繋がりで結ばれていることが分かります。
十分な睡眠をとるということは脳の働きを正常にし、自律神経のコントロールをうまく働かせるということにつながり、症状の対策になります。
朝起きたときや眠くなった日中など、体がだるいときは日差しをたっぷり浴びることで、体内時計がリセットされ、活動と休息のリズムを掴むことができます。
また少し寝不足かなと感じるとき、自律神経失調症の予防として15分くらいお昼寝をすることがとても効果的です。
15分以上ですと効果が薄れますが、15分眠ることで、血圧が確実に下がることが実験により立証されています。
短時間ですが効果は絶大です。
このように、自分の生活スタイルに睡眠の確保を取り入れてしっかり予防していきましょう。
③糖分、油分、アルコールは控えめに
過剰な糖分、油分の摂取は自律神経失調症だけでなく、体にも決して良くありません。
糖分は、血糖値を急激に上げることにより体に負担をかけてしまいます。
また、油分は胃や腸に負担をかけます。
また、体の各部で炎症を起こしやすく、交感神経を過剰に働かさせてしまいます。
除外される油分として、αリノレン酸という油があります。
この油は自律神経失調症の方の場合、逆にたくさん摂ったほうが良い油分です。
サバやイワシなど青魚にたくさん含まれています。
すすんで食べるようにしましょう。
- 自律神経失調症には、αリノレン酸が含まれるサバやイワシなど青魚をたくさん食べることが効果的です
カフェインは自律神経失調症の元と言っていいくらい負担をかけてしまう成分です。
自律神経失調症から完治された方も一週間に2~3杯程度にした方が良いでしょう。
また、刺激物は摂らないほうが良いでしょう、トウガラシなどは控えめが大切です。
④イライラ、ドキドキを少なくして、気持ちを平静に保つ
日常でイライラ、ドキドキを感じることをゼロにすることは無理な話です。
ポイントはイライラ、ドキドキのストレスを溜め込まないことです。
ストレスは自律神経の一番の敵です。
我慢せず言いたいことは言う、やりたいことはやる、ゆっくり休む、楽観的に考えるという行動を少しずつでも良いので実践してみたらいかがでしょうか。
更にカルシウムにはイライラを抑える効果がありますので積極的に摂取してください。
またハーブティーなどを飲みリラックスをし、神経を落ち着かせるのも効果的です。
ドキドキした後は、大きく深呼吸してみます。
すると徐々に緊張が解けていくのが分かると思います。
ゆっくり大きな深呼吸をするだけで、結構リラックスできるものです。
⑤物事を肯定的に、良い方に考える
どんな出来事も良い結果に繋がっているという法則があります。
一件マイナスに思える出来事も、長い人生、自分にとって良い出来事なのです。
たとえ、あなたが自律神経失調症になってしまったのも、これ以上そのままにして大きな病気にならないようにしているからだからのサインなのです。
「自律神経失調症になったおかげで…」と繋がる文章ができると、成長した証です。
⑥ぬるめの入浴
入浴というものは、心身リラックスさせるためにも自律神経のためにもかなり効果的です。
ぬるめのお風呂に入ることは副交感神経の働きを促します。
夏なら38度くらい、冬なら40度くらいのお湯に20分ほど入りましょう。
出来れば寝る時間の1~2時間前の入浴をおすすめします。
また、お風呂から上がったら、軽めなストレッチをしてみると更に効果的です。
注意してほしいことは暑いお風呂は逆に交感神経を興奮させてしまいますので入らないようにしましょう。
お風呂でゆっくりすると、快適な睡眠をとることが出来るでしょう。
⑦ストレス解消をしましょう
自律神経失調症の最大の原因はストレスです。
ストレスがない生活にするということは難しいですが、ストレスを溜め込まないようにするといった努力はできると思います。
思いっきりストレスを発散できる、自分のスタイルを見つけると良いでしょう。
「ストレスを発散しながら、上手にストレスと向き合う」…この術を少しでも身につけていくことが、自律神経失調症にならない術といっても過言ではありません。
これまで、たくさんの対策をご紹介しましたが、まず大切なのは無理をしないということです。
現代の流れにストレスを感じ、過労、不眠、食欲不振など様々な苦しみがある方もたくさんいると思います。
そういう時は、まず心を休める、そして生活習慣の改善といった焦らない生活を送ることが一番です。
自律神経失調症は必ず治ります。
ゆっくり人生を楽しみましょう。