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緊張型頭痛とは -偏頭痛との違いと原因。何科に受診する?-

緊張型頭痛の概要

「偏頭痛」はよく耳にしますが、「緊張型頭痛」というのはもしかしたらあまり馴染みのない言葉かもしれません。

また、「偏頭痛」と「緊張型頭痛」の違いをよく理解されてない方も多いと思います。

「緊張型頭痛」とは、以前は「筋収縮性頭痛」と呼ばれ、首筋が張る・肩が凝るなどの症状とともに頭痛が徐々にはじまり、主に後頭部を中心に重く鈍い痛みがのしかかるタイプの頭痛です。
その痛みは、「偏頭痛」のズキズキ・ドクドクと脈打つような、吐き気を伴う強く激しい痛みとは異なり、何か分厚いお釡のようなものを被っているような、じわじわと圧迫されるような重苦しい鈍痛で、吐き気を催すような強い痛みではないのですが、泥沼のようになかなか抜け出せないという辛さがあります。

緊張型頭痛の原因と偏頭痛との違い

「緊張型頭痛」は、下記に記載する内容が原因と考えられており、痛みの症状が「偏頭痛」よりも長く続くと言われています。

  • 長時間のパソコン作業などで無理な姿勢を続ける
  • 身体の骨格や癖での身体的負担がある
  • 日々のお仕事・家事などで知らず知らずに溜まっている身体的・精神的疲労やストレス

緊張型頭痛の傾向でセルフチェックを!

「緊張型頭痛」についてざっくり傾向をまとめると…

  • 肩こりがひどく、首筋が張る
  • 後頭部を中心に、頭全体を締め付けるような鈍痛
  • 頭が重い
  • 疲労感が抜けない
  • パソコン作業などで無理な姿勢をすることが多い
  • 精神的ストレスの心当たりがある
  • ストレスを受けやすい、繊細な方がなりやすい…

頭痛のひどい方、セルフチェックしてみてください。

ひどい頭痛が続くなら病院へ

とはいえ、自分での判断は確実なものではありません。
頭痛は命に関わる病気や疾患の前兆としてもありますので、ひどい頭痛が続くようでしたら、まずは総合病院など診療科の多い病院を受診することをお奨めします。

「緊張型頭痛」の場合、「頭痛」として内科を受診したりMRIなどの検査をしても、「特に異常なし」と診断されます。
大きな疾患でなければまずは一安心なのですが、この辛い頭痛を治さなければなりません。
前述の通り、身体的・精神的ストレスに強く関係しているので、例えば座り方や動き方・力の入れ方など身体の癖や骨格の歪み、歯の噛み合せなどが原因で頭痛を起こしている場合は整形外科で診てもらえると思います。

精神的なストレスが主な原因の場合は少しやっかいです。
私の場合、ひどい肩こりと頭痛と、休んでも休んでも抜けない疲労感で内科を受診したのですが「異常なし」。
総合病院でMRI等精密検査をしても「異常なし」。
当時は頭痛に関しての知識が無く、ただでさえ精神的ストレスを負っている状態で病院をたらい回しにされ、症状は悪化。
そのうちうつ病のような症状が出始め、思い切って近くの精神科専門の大きな病院を受診したところ、最終的には中度のうつ病だとわかりました。
もっと早めに的確な診断を受けていれば、うつになる前に対処出来たかもしれません。
精神科を受診するのはちょっと勇気がいるかもしれません。
しかし、もし精神的な要因が絡んでいた場合、早いうちに手を打っておけば、後々、泥沼のような辛い暗黒の日々を過ごさなくて済みます。
もし頭痛がひどいのに「特に問題ない」と言われるようでしたら、精神科受診も考えてみてください。
診てもらって大丈夫なら、それでいいのです。

精神科を受診する際には…

精神科にかかる場合は、事前に病院を念入りに調べた方がいいと思います。
精神科のお薬は脳の機能に直接働きかけるので慎重にいきたいところなのですが、薬の量が多いクリニックなども少なくないと耳にします。
薬のせいで病状が悪化し長引いている人を何人も見てきました。
いずれにせよ、ひとつの原因で頭痛が起こるというより、複数の要因が絡み合って症状が出てくる場合が多いということを頭に置いておいておきましょう。

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