頭痛の種類とその対処方法
一口に頭痛と言っても、痛む部位や症状、痛む期間などによって分類する事ができます。
頭痛は大きく3種類に分類されます。
偏頭痛、緊張型頭痛・群発頭痛です。
それぞれの頭痛にあった治療法があります。
正しい治療法は頭痛を軽減する事ができますが、誤った治療は逆効果になります。
それぞれの特徴を項目別にチェックしてあなたの頭痛の対応を特定してみましょう。
- (1) 頻度
- (2) 痛む期間
- (3) 頭痛の部位
- (4) 痛み方
- (5) 随伴症状
- (6) 前兆現象
- (7) 頭痛中の行動
- (8) その他
当てはまる事項が最も多い頭痛があなたの頭痛です。
A:偏頭痛
(1) 頻度 | 週2回~月3回 |
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(2) 痛む期間 | 4時間~72時間 |
(3) 頭痛の部位 | 頭の片側が多い |
(4) 痛み方 | ズキンズキンと脈打つような痛み |
(5) 随伴症状 | 吐き気や嘔吐、光・音・臭いに対する過敏 |
(6) 前兆現象 | ぎざぎざした光、視野の半分が不鮮明 |
(7) 頭痛中の行動 | 動くと痛みが悪化 |
(8) その他 | 時々寝込むほどの痛み |
B:緊張型頭痛
(1) 頻度 | 反復性は1ヶ月に15日未満・慢性は毎日のように |
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(2) 痛む期間 | 30分から7日間 |
(3) 頭痛の部位 | 頭の両側・頭全体、後頭部 |
(4) 痛み方 | 頭の両側を締めつけられるような痛み |
(5) 随伴症状 | 吐き気はあっても嘔吐はない |
(6) 前兆現象 | - |
(7) 頭痛中の行動 | 気分転換に身体を動かすと楽になる |
(8) その他 | 仕事ができないほどの痛みではない |
C:群発頭痛
(1) 頻度 | 1~2ヶ月間に集中してほぼ毎日 |
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(2) 痛む期間 | 15分から3時間 |
(3) 頭痛の部位 | 必ず頭の片側 |
(4) 痛み方 | 眼の奥がえぐられるような激痛 |
(5) 随伴症状 | 目の充血や涙・鼻水 |
(6) 前兆現象 | - |
(7) 頭痛中の行動 | 痛くてじっとしていられない |
(8) その他 | 耐えがたい痛み |
※上記の3種類の頭痛以外に、頭痛薬の飲み過ぎによって起こる頭痛「薬物乱用頭痛」があります。
頭痛は月に15日以上(その内8日は偏頭痛)起こります。
初めは緊張型頭痛だったのが市販の頭痛薬を習慣的に飲み続けた結果、起こったものと思われます。
無自覚な薬物乱用が頭痛を招く皮肉な結果ではあります。
各頭痛の原因は?
特定できたらその原因を見てみましょう。
偏頭痛
何らかの理由で頭部の血管が拡張し、頭部に偏在する三叉神経が刺激を受けて痛みが起きる。
- 誘因として
- (a) 睡眠時間などの生活の乱れ
- (b) 緊張状態からの解放
- (c) 雑踏・人混み
- (d) 月経(女性ホルモンの乱調)
- (e) アルコールや特定の食品
緊張型頭痛
何らかの理由で首や肩の筋肉が緊張することによって痛みが起こる。
- 誘因として
- (a) 首や肩の凝り
- (b) 骨格の歪み
- (c) 普段の姿勢の悪さ
- (d) 眼精疲労
群発頭痛
原因は未だ不詳。
コメカミの血管の拡張、自律神経の誤動作
各頭痛の対処は?
原因が分かった上で対処を講じましょう。
偏頭痛
- (a) 処方薬(トリプタン系薬剤)を指示通り服用(前もって頭痛外来を訪れる)
- (b) 傷む部分を冷やす
- (c) 前兆期にカフェイン含有飲料を飲む
- (d) 暗い部屋で安静にする(光・音は避ける)
緊張型頭痛
- (a) 処方薬を服用
- (b) 凝っている部分をマッサージ・指圧
- (c) ストレッチでセルフケア
群発頭痛
- (a) 予防薬:副腎皮質ホルモン・カルシウム拮抗薬
- (b) 治療薬:スマトリプタンの皮下注射※いずれも市販薬ではなく処方薬なので、取得したい方は頭痛外来に「駆け足!今から」です。
以上、3種類の頭痛の特定・原因・対処法について書きました。
これが頭痛に関する対処に少しでもお役に立てれば幸いです。
偏頭痛を和らげてみませんか?
『偏頭痛はある程度専門的な治療にかかる必要がある』とこのサイトで述べていますが、実は偏頭痛を和らげる商品が出ているのも事実です。
完全に治るのは難しいのかもしれませんが、酷くなって動けなくなったり、吐き気を伴って苦しくなったりする前に、一度試してみる価値はあると思います。
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それは、ずきしらずの実という商品です。
皆様の偏頭痛が少しでも和らぎますように。