自律神経失調症の治療方法

自律神経失調症の治療方法『食事編』に続き、今回は、自律神経失調症の治療方法『リラックス編』をご紹介いたします。

規則正しい生活を心がけること

1日3食の食事、睡眠時間の確保は、自律神経のバランスが乱れることを防ぎます。

睡眠は人間とって、とても大切です。

質の高い睡眠をとるために、下記を参考にしてみてください。

  • 1.深い睡眠をとることができるように準備をすること
  • 2.就寝中に深い睡眠を邪魔しないように環境を整える
  • 3.体内リズムを整えること
  • 4.自分に必要な睡眠時間を把握すること
心をリラックスさせるために行うと良いこと
ぬるま湯(38~40℃程度)の浴槽に20分ほど半身浴をする
ホットミルクやココアなど自律神経を落ち着かせる飲み物を飲む
クラシックなどα波を出してくれる音楽を静かに聞く
就寝1時間前に、間接照明に切り替え、光の刺激を弱くする
ゆっくり気持ちよくストレッチをする
睡眠前に気をつけること
カフェインを含む飲み物は飲まない
頭を強く働かせる活動をしない
部屋を静かにする
寝酒をしない

睡眠とは規則正しくとることが、とても大切です。
毎日、起きる時間、眠る時間を決めて規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
また、太陽の光を浴びることで、日中をより集中した状態で過ごすことができるようになるだけでなく、質の高い睡眠に必要な自然な眠気をもたらせてくれるようになります。

睡眠
睡眠時間の確保は、自律神経失調症の治療に効果的です

休養時間を設ける

自分の好きな趣味に没頭したり、お風呂にゆっくり浸かって体を休めたり、音楽やアロマで心身のリラックスを図ったりと、1日の生活活動の中に体をリラックスさせる時間を設けることで、ストレスが溜まりにくくなり、自律神経失調症を予防できます。

ここでは、アロマについて紹介します。
アロマテラピーはリラックス効果が高く、神経の高ぶりを鎮めてくれます。その作用は自律神経失調症を改善するのに、優れた効果があります。
また、楽しみながら普段の生活に取り入れる事が出来るので、楽しんで続けられる事が出来ます。
アロマテラピーでは、副交感神経を活発にするために、リラックス効果のあるものを選択しましょう。
効果的なアロマの種類は、ラベンダー、オレンジ、ヒノキ、カモミール、サンダルウッド、ベルのガモット、イランイランなどが興奮を鎮めていきます。

ラベンダー
アロマテラピーはリラックス効果が高く、自律神経失調症を改善するのに、優れた効果があります。

体の緊張をほぐす

1日の活動で溜まった体の緊張をほぐすことは、ストレス解消につながります。
深呼吸で体の緊張をほぐし、その日に溜まったストレスは、その日のうちに解消することで、自律神経失調症を予防できます。

深呼吸はとてもリラックスでき、習慣にすると、より効果的です。深呼吸についてお話をいたします。

深呼吸について

呼吸とは、酵素を肺に取り込み、エネルギーに変えて消費し、発生した二酸化炭素を外出に排出する事です。
そして深呼吸とは、意識的に腹筋や胸の筋肉を使いゆっくりと行う呼吸の事で、通常の呼吸よりもより良い効果が期待できます。

深呼吸の効果

大きく息を吸う事が脳への刺激となって、脳は身体に「リラックスしなさい」という命令を与えるので、肩や全身の力が抜け肩こりなどの解消になります。
また深呼吸によって、胸の筋肉やお腹の筋肉が大きく動くと血液やリンパの流れがよくなるので、疲労回復やお肌の新陳代謝にも繋がります。
更には深呼吸の動きに合わせて胃腸も一緒に動くので、消化の働きも高まります。

深呼吸のやり方

深呼吸は武道やヨガや体操に色々やり方がありますが、ここでは単純な方法の一つをお伝えします。

  • ①肺が完全に拡大するまで息を鼻から吸います。
  • ②そのあと息を保ちます。(無理しない程度に)
  • ③それからゆっくり「ハー」と言いながら口から息を吐きます。

力を抜いて何も考えず行うのがとても良いです。

深呼吸
深呼吸は自律神経失調症を予防できます

自律神経失調症は、自宅でも治療できます。
自分自身の身体の異変などにまず気づき、マイペースに息を抜いて生活することが大切です。
規則正しい生活、簡単そうで難しいことだと、私は思います。
現代を生き抜く方々…どうか毎日を大切に楽しく、過ごしてください。

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