統合失調症の対応に関する3つのポイント

統合失調症の人への対応はどうすればいいのでしょうか。
また、統合失調症の人はどのように普通の人と接していけばいいのでしょうか。
対応という側面から、統合失調症の人がより伸びる可能性のある道を選べるように、選択するための考察を練ります。

1.統合失調症の人への対応

統合失調症で1番怖いのは、幻聴や妄想です。
これによって普段は普通の人でも、突然に人が変わったようになる事もあります。

まずは人が変わったら病気が出ているのだなと割り切る事が大切です。
自分まで統合失調症の症状に巻き込まれる必要はないのです。
まずは客観的に接する事が、大切な対応となってきます。

私の知り合いで統合失調症の人がいたのですが、「幻聴が聞こえてきて人を傷つけてしまった」と言う人がいました。
その人は人格的にも問題があったのですが、やはり病気のせいでおかしな言動をする事がありました。
ちょっと注意するだけで逆上して手が負えないようになりましたし、自分の好きなように生きていました。
それでも、病気があるという事で、長い目で見なければいけない部分はあるのです。

やはり対応をしていると疲れる面も出てくるのですが。
それでも同じレベルに立ってしまってはいけません。
常に遠くから眺める事が大切なのです。

2.統合失調症の人が普通の人に行う対応

統合失調症になると日常生活を送る事が困難になります。
幻聴が聞こえてきたり、妄想が止まらなくなったり、少しのストレスで情緒不安定になったり、様々な症状が出てきます。
それにはまず周りの理解が必要になってきます。

自分の病気を説明する必要があるでしょう。

もちろん、これは隠せるなら隠した方がいいです。
薬を使って安定しているのならば、そのまま隠し通せばいいのですが、まだ安定していない状況ならば、まずは自分からカミングアウトする必要があります。

3.対応で病気が治る

統合失調症の周りの人でも、統合失調症本人についても対応次第で病気が治る事があります。

病気というのは、そもそも精神疾患については、「社会に適合できない」という事から病気と診断されます。

イタリアでは精神病院を廃止すると決定され、現在ではもう精神科というものはありません。
それは、イタリアが「社会に適合できない人を適合している事にしよう」と決めたからです。

統合失調症などは確実に投薬治療が必要になります。
しかし、それでも、周りや社会の対応を変える事で、社会復帰をする事ができているのですから、一定の評価はするべきでしょう。

統合失調症本人は、まずは「自分を理解し、社会に適合する」事を目標としてみてください。

そして、統合失調症の周りの人は、「なるべく当人が社会適合できる環境を作れるような対応をする」事を心掛けてください。

さいごに…

統合失調症は心の病であり、深刻な病気です。
しかし、対応次第ではそのまま社会で生活ができるようになります。

対応というのは人と人とのコミュニケーションの選択肢を決めるものです。

人生の選択肢を間違えて大変な目に遭ったという人は多いのではないでしょうか。

そうした選択肢を間違えないように適切に対応をしていく事が重要となり、その積み重ねが病気を克服し、環境に適合できるかという事が決まってくるのです。

対応というのは、重要です。

統合失調症だからといって腫れものに触るような対応をするのではなく、温かい目で見つめる事が重要になってきます。
まずは、病気を治せるような環境作りを一人一人の対応で作り上げていってみてください。

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