偏頭痛が続く - 慢性偏頭痛

偏頭痛というと…
①片側の痛み
②脈打つような痛み
③前兆として閃輝暗点

上記のようなイメージを持つ人が多いと思います。
ですが、実際の偏頭痛というのは近年このようなイメージとはかけ離れているということが解ってきました。
偏頭痛も両側の痛みを起しますし、拍動を感じない痛みもあります。
前兆としてよく知られている閃輝暗点も、全く経験のない偏頭痛患者が大勢います。
そして、偏頭痛というのは痛みの発作が数時間から数日続くものとされていましたが、症状が長く続くタイプの偏頭痛があることもわかって来ました。

最初は短い発作で済んでいたのが徐々に長くなり、痛みがずっと続くようになるのです。
痛みの頻度は1か月のうちの半分以上にもなり、痛みが数日ではおさまらずに続くことを慢性偏頭痛(CM:chronic migraine)と言います。
慢性偏頭痛は2004年に国際頭痛分類に一つの疾患として公式に採択されました。
偏頭痛はまだ不明な点の多い疾患で、今でも研究が続けられています。

なぜ偏頭痛は慢性化する?

偏頭痛の発作は、未だにはっきりと原因が解明されていません。
ですが、有力なのは下の二つの説です。

  • ①血管説:血管が(収縮したあと)過度に拡張した時に、急激な血流の増加で痛みを感じてしまう
  • ②三叉神経説:光・音・匂いや天候変化による刺激で、三叉神経から血管作動性物質が分泌される.血管作動性物質によって血管の回りに炎症が起こり、大脳皮質で痛みとして感じる

偏頭痛の慢性化とは急性期に起こっていた現象が慢性化し、痛みに対しての閾値が下がることで起こると考えられています。
つまり、ずっと神経が炎症を起こしてしまい、今までは感じなかった程度の痛みにも敏感に反応するようになってしまったということです。

慢性化する危険因子としては加齢と発作時の急性期治療薬を過剰に使用してしまう、薬物乱用性頭痛が知られています。
また、加齢によって偏頭痛と筋緊張性頭痛が合併してしまうと、慢性化に至る事例が多く確認されています。

更に最近の研究で明らかにされた因子としては…
女性(2倍にもなる)
肥満
ライフイベントによるストレス
うつ
いびき
睡眠障害
頭部外傷
社会的階層(教育レベル・収入)

現代社会では、これらの因子が一つもないという人はいないかもしれませんが…

一昔前と違い、薬の開発によって、偏頭痛患者は痛みをコントロールできるようになって来ました。
しかし発生機序すら未だ不確定な部分があるだけに、慢性偏頭痛についての治療は今後の研究結果を待ちたいところです。

偏頭痛を和らげてみませんか?

『偏頭痛はある程度専門的な治療にかかる必要がある』とこのサイトで述べていますが、実は偏頭痛を和らげる商品が出ているのも事実です。
完全に治るのは難しいのかもしれませんが、酷くなって動けなくなったり、吐き気を伴って苦しくなったりする前に、一度試してみる価値はあると思います。
いくつかおすすめの商品はあるのですが、いくつも紹介すると皆さんも混乱すると思いますので、このページでは、私が厳選した商品を紹介させていただきます。
それは、ずきしらずの実という商品です。

皆様の偏頭痛が少しでも和らぎますように。

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