偏頭痛と治療 (2)

偏頭痛は、原因となる腫瘍や菌、ウイルスがあるわけではなく、治療というと痛みが発生しているという状態を改善することとなります。
もちろん病院で処方される薬は治療のための一歩ですが、それだけではありません。
生活習慣の改善を行うことで症状が改善する場面もありますし、偏頭痛以外の頭痛の原因を取り除くことで改善する症状もあります。

偏頭痛が起こった際の応急処置

偏頭痛の痛みが起こったとき、それが自宅などであって、そのまま横になって休める環境であれば幸運ですが、必ずしもそうではないでしょう。
職場での仕事中であったり、学校の授業中など、どうしようもない環境下で発生してしまう偏頭痛の症状もあります。
通常の頭痛であれば市販の頭痛薬を飲むことで応急処置とすることができますが、偏頭痛の場合は市販の痛み止めが効かない場合がほとんどです。
偏頭痛の場合の応急処置としては、とにかく安静が一番です。
偏頭痛の種類、体調などによっては、「冷やす」ことが有効と言われることがあります。
限界以上に冷やすとかえって体調を崩してしまうことがあるので、氷や冷たい水などを使って冷やすのが良いでしょう。

お風呂

なにかと健康効果の指摘されているお風呂。
とくに寒い時期などは、ゆったりとお風呂に浸かって身体を温めることで、症状が改善するような疾患も多々あります。
頭痛の場合であっても、筋肉の硬直によって起こる緊張型頭痛の場合には血流が改善され、症状の解消が見込まれます。
しかし、こと偏頭痛の場合には、そのようにいかない場合もあることに注意が必要です。
偏頭痛の場合になぜ改善が見込めないか、というと、偏頭痛の場合、「血管が異常収縮することによって痛みを生じる」という「血管説」に則ると、寒くて血管が萎縮したときではなく、むしろ血管が拡張したときに痛みを生じるからです。
この場合、お風呂に入って身体が温まり、血管が拡張されると、かえって痛みを増してしまう可能性が高いと考えられます。
偏頭痛ではむしろ、痛みが出てきたら適度に冷やすことを心がけるべきで、下手に血管を拡張させるようなことは避けるべきです。
もちろん、ものごとには限度がありますから、緊張性頭痛の場合でも熱いお風呂に長時間浸かるのは逆効果ですし、偏頭痛の場合であっても冷やし過ぎは厳禁といえます。

眼精疲労

最近の仕事では、ほとんどの方がPCを操作するようになりました。
PCは長時間ディスプレイを眺めていることで目への負担になりますし、目が負担を感じれば肩こりや頭痛へと繋がるということは、みなさんもご存知のことでしょう。
このような状態のことを眼精疲労といいます。
さて、眼精疲労から偏頭痛になった、とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、この考え方はあまり主流ではありません。
眼精疲労と偏頭痛とは、”頭痛”という症状は同じであっても、偏頭痛とは異なると一般には考えられています。
その理由は、眼精疲労が引き起こす頭痛はどちらかというと、”緊張性頭痛”に近く、目の疲労→肩などの疲労→頭痛、という流れにそっており、これは血行不良から起こるものであって、脳内の血管の異常収縮などによって起こる頭痛とは異なるという見方が一般的だからです。
ですので、眼精疲労で頭痛があるという場合には、偏頭痛よりも緊張性頭痛と考え治療に望むのが良いでしょう。

寝不足

寝不足は万病の元、と表現したくなるほど、寝不足によって引き起こされる体調不良の症状は多岐にわたります。
寝不足によって身体は疲労しますし、ホルモンバランスの乱れや消化器官への負担も増大します。
つまり、寝不足は身体にとって”よくない刺激”を与える行為だということをまず認識する必要があります。
さて、寝不足によって偏頭痛が引き起こされるということはあるのでしょうか。
答えはイエスです。
偏頭痛は、あるきっかけ(予兆)によって、頭痛が引き起こされるのですが、この「寝不足」が予兆、トリガーとなって偏頭痛が引き起こされることがあります。
睡眠によって、自律神経やホルモン、脳の活動などの調整が取られているため、このリズムが狂ったことによって偏頭痛が引き起こされているのです。

寝不足

寝すぎ

寝不足の場合に偏頭痛が引き起こされることはわかりましたが、では寝すぎの場合にはどうでしょうか。
平日は仕事で忙しい、という方の中には、休日は昼近くまで寝ているという方も少なくないでしょう。
しかし、寝すぎてしまうという行為も、寝不足と同じように身体にとってはよくない刺激となります。
あくまで睡眠という行為は規則的になされるからこそ身体の調整を行うことができるのであって、不規則な睡眠は、かえって身体のバランスを失うこととなります。
休日はいつまでも寝ていたいという気持ちはあるでしょうが、偏頭痛を引き起こさず健康的に休日を過ごすためにも、ぜひ休日も普段と同じく早寝早起き、規則正しい生活を心がけましょう。

偏頭痛を和らげてみませんか?

『偏頭痛はある程度専門的な治療にかかる必要がある』とこのサイトで述べていますが、実は偏頭痛を和らげる商品が出ているのも事実です。
完全に治るのは難しいのかもしれませんが、酷くなって動けなくなったり、吐き気を伴って苦しくなったりする前に、一度試してみる価値はあると思います。
いくつかおすすめの商品はあるのですが、いくつも紹介すると皆さんも混乱すると思いますので、このページでは、私が厳選した商品を紹介させていただきます。
それは、ずきしらずの実という商品です。

皆様の偏頭痛が少しでも和らぎますように。

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