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自律神経失調症の症状【不眠・不安・物忘れ・ろれつ・腰痛】

自律神経失調症の症状『不眠』

自律神経失調症の症状としての不眠は、様々な不調の元となる症状であるといえます。

人は自律神経によって、交感神経と副交感神経が交互に優位となり、それぞれ重要なはたらきをしています。
交感神経は興奮・活動を司り、副交感神経は鎮静・休息を意味します。
通常は、睡眠中や入眠時に副交感神経が優位となります。
そのため、不眠の症状はそれそのものが自律神経失調症の症状であるとともに、それが現れると夜の時間に充分な休息を得ることができず、身体に負担やストレスがかかってくるというわけです。

不眠は、他の症状に先駆けてでもなんとか対応していくのがよく、投薬による治療のほか、アロマやマッサージ、運動などによって眠りを呼びこむ工夫も必要となってくるでしょう。

自律神経失調症の症状『不安』

自律神経失調症と不安というワードには、密接な関係があるといえます。
一つは、自律神経失調症やその症状に対する不安。
もうひとつは、自律神経失調症の症状としての不安という意味とがあります。

前者は、自律神経失調症によってもたらされる、各種の不定愁訴に対しての不安、たとえば不眠や微熱がずっと続くこと、もうこのまま自律神経失調症が治らないのではないか?という不安とが強く出ることがあります。
これらは精神にとって、ストレスを誘発してしまうことから、全体として人体に悪い影響があることは言うまでもありません。

また後者については、特に不安材料となるものはないのにも関わらず、強い不安からパニック障害という症状を引き起こすことがあります。
こちらも、不安によってもたらされる症状という意味で、良い影響とはもちろんいえません。

自律神経という自分ではコントロールできない部分の症状だけに不安も強くなりがちなものですが不安ともうまく付き合っていき、ストレスを低減させていきたいところです。

自律神経失調症の症状『物忘れ』

自律神経失調症は、やはりストレスと切っても切れない縁にあるものですが、身体がストレスを受けたと判断したとき、脳はコルチゾールというホルモンを分泌します。
このホルモンは、記憶を司る海馬を攻撃すると言われ、これによって物忘れが激しくなったりするという症状があります。
実際、私が自律神経失調症を患ったときには、仕事、プライベートを問わず物忘れが激しくなり、大変苦労した記憶があります。
仕事でやらなくてはならないことを忘れていたり、忘れ物をしたり、プライベートでの約束を忘れていたりといったことが続きました。
これによってさらに自信を喪失し、不安感や不快感も高まっていきます。
正直なところ、物忘れそのものに対する対策としてはメモをとったりするぐらいしか考えられませんが、重要なのは、”自分は今調子が悪いから、ある程度は仕方がないんだ”ときちんと自分の症状と向き合うことではないかなと考えています。

自律神経失調症の症状『ろれつ』

ろれつが回らないという症状を感じるのはどのようなときかと言いますとだいたいはお酒を飲んだときだとか、寝起きのときだとかを想像される方が多いのではないでしょうか。
しかし、自律神経失調症の場合のろれつが回らない症状は、これらとは少し原因が異なり、またやっかいです。
なぜなら、前者は、時間経過によってやがて通常通りに治ることになりますし原因がはっきりしているためです。
自律神経失調症によってもたらされるろれつの回らない症状は、舌や顔全体の筋肉の緊張が影響していると言われており、これを改善しない限りは症状が改善しないと考えられていますそのため、身体全体のリラックスも兼ねて、軽く身体を動かしてみたり、ストレッチやマッサージなどが有効と言われています。
お仕事でお話をする方などは、一度試してみる価値はあるかもしれません。

自律神経失調症の症状『腰痛』

腰という部位は、立っているときにも座っているときにも身体の幹として常に負担がかかっている部位だと言うことができます。
通常はこの負担は眠っている間に筋肉の緊張をほぐすことで、なるべく翌日に疲労や負担を持ち越さないようになっています。
これは副交感神経のはたらきによるものです。
しかしながら、自律神経失調症は副交感神経と交感神経の交代という機能がうまく機能しないという症状を持っています。
そのため、睡眠中に充分に身体が休まらないばかりか、そもそも睡眠状態に入ることそのものが難しい場合があります。
こうなると、筋肉の疲労を取り除くタイミングがなく、結果的に慢性的な腰痛に悩まされる結果となってしまうことがあります。
もちろん、痛みの直接の原因は血行不良による血流の悪化や筋肉疲労ですので、マッサージなどは有効な対策となり得ます。
上手に筋肉疲労を取り除きつつ、自律神経の調子を整える治療も同時に進行していくのが良いでしょう。

腰痛
慢性的な腰痛に悩まされる結果となってしまうことがあります。

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